1.『あらすじ』
試作実験機アタランテ、開発中止!?
幼い頃に見た領主様に憧れて「正義の騎士」を目指す少女エマ。試作実験機「アタランテ」のテストパイロットである彼女は、母艦の軽空母「メレア」の改装のため第七兵器工場へと訪れる。メレアの「里帰り」を歓迎する第七兵工場のスタッフだけど、第三兵器工場のスタッフであるアタランテ開発チームとは険悪な様子。「マッド・ジーニアス」と呼ばれる変わり者の技術者も現れて――
「この機体は駄目ね。欠陥機だから、降りた方がいいわよ」
アタランテ開発中止の危機に!? さらにアタランテを狙う組織も暗躍し……!?
落ちこぼれの少女騎士が成り上がる「星間国家」英雄譚、待望の第2幕!!引用:OVER LAP
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
母艦の軽空母「メレア」の改装のため、第七兵器工場へ行くことになったエマたち。
そこでは試作実験機「アタランテ」の開発のため、第三兵器工場のスタッフも来ていた。
なにやら第七と第三は険悪な雰囲気であるが、着々と改修作業が進む。
またエマは騎士長クラウスと、鮮血鬼チェンシーと出会う。
只ならぬ雰囲気を醸し出すチェンシーに、エマは注目される。
だがすぐに興味を失ったようで、離れていくチェンシーに対してエマは安堵するのであった。
しかしそんな最中アタランテを狙って、何やら後ろ暗い組織が暗躍しだす。
そして襲撃者が現れた時、エマはアタランテに乗って出撃をした。
けれども結果として機体を大きく破損してしまい、開発中止の危機に陥ってしまう。
加えてマッドジーニアスと呼ばれる存在が現れて、アタランテのことを欠陥機だと言うのであった。
果たしてアタランテの開発は、無事に継続することができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は第七兵器工場へと行き、メネアの改修とアタランテの開発を行う展開になっています。
母艦の軽空母「メレア」の改修と試作実験機「アタランテ」の開発のため、第七兵器工場へ行くことになりました。
そこで本編お馴染みのクラウスさんや、チェンシーちゃんが登場します。
また本編とは別人と思えるほど雰囲気の違う、ニアスちゃんも現れました。
今巻ではエマちゃんと関わることになり、外伝でも活躍します。
個人的にニアスちゃんには、とても驚きました。
読んだとき、こんな性格だっけ? と疑問に思ったほどです。
どうやらこれはわざとのようであり、これもニアスちゃんの一面のようですね。
ちなみに印象としましてはクールで孤高の天才であり、できる女という感じでした。(笑)
本編では残念美人という雰囲気だったので、ギャップが凄かったです。
そしてクラウスさんも、かっこよかったですね。
扉絵にも描かれており、できる上司という感じでした。
本編では気苦労が多く、ついつい応援したくなる人物です。
この外伝では、エマちゃんを陰ながらサポートする感じですね。
そうしてエマちゃんも成長していき、襲撃者に対して活躍をしました。
今巻はどちらかというと準備回であり、次巻からは戦いに巻き込まれていきそうですね。
ライバル的存在も現れたので、ますます今後は盛り上がっていきそうです。
いずれエマちゃんがリアム君と会った時、どのような会話をするのか今から楽しみですね。
引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
第七兵器工場で襲撃を受けてあわやアタランテの開発が中止されそうになる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:あたしは星間国家の英雄騎士!②
- 著者:三嶋与夢
- イラスト:高峰ナダレ
- 発売日:2023年9月25日
- 定価:715円(税込)
- 発行:オーバーラップ
- レーベル:オーバーラップ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- あたしは星間国家の英雄騎士!① (オーバーラップ文庫)
- 俺は星間国家の悪徳領主! 1 (オーバーラップ文庫)
- 俺は星間国家の悪徳領主! 1 (ガルドコミックス)
【著者:三嶋与夢の別作品】
- 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 1 (GCノベルズ)
- あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です 1 (乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です マリエルート)
- セブンス 1 (ヒーロー文庫)
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