【レビュー】D級冒険者の俺、なぜか勇者パーティーに勧誘されたあげく、王女につきまとわれてる 1【感想】

1.『あらすじ』

この冒険者、怠惰なのに強すぎてー―S級美少女たちがほっとかない!?“自称”底辺冒険者の無自覚無双ファンタジー!
将来のぐうたらな生活を夢見て勇者を目指していた青年・ジレイ。しかし、勇者になって魔王を倒しても楽は出来ないと知ると即座に隠遁。街の片隅でぼやぼや暮らすことにした。そんなジレイのもとに、聖剣に選ばれた勇者の少女・レティノアが訪れる。彼女はなぜかしつこくジレイをパーティーに勧誘し……?
面倒はごめんだと逃げる口実に、隣国までの護衛依頼を受けるジレイ。これで彼女ともおさらば……と思いきや、依頼にはレティノアのパーティーも揃って参加。
しかもジレイは無自覚な破天荒ぶりで周囲の注目まで集めてしまい――一体どうしてこうなった!? 怠惰なのに強すぎる冒険者の無自覚無双ファンタジー、開幕!

引用:オーバーラップ文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 主人公ジレイ・ラーロは、勇者になりたかった。

 勇者は魔王を倒すと、王女と結婚して王様になることができるからだ。

 そんな勇者になりたいジレイの理由は、王様になって毎日ぐうたら過ごしたいというものである。

 なのでジレイは小さいころから血反吐を吐きながら修行した結果、十年後には強くなっていた。

 どれくらい強くなったのかというと、S級冒険者が束になって戦わないと勝てない龍種を、ジレイ単独で倒せるくらいには強くなっている。

 そしてあと勇者になるためには、聖剣に選ばれて、聖印が体のどこかに現れるのを待つだけだ。

 しかしそんな時、あることを耳にしてしまう。

 それは、勇者が大変で寝る時間もないということだ。

 だがジレイは将来王様になってぐうたらする為であれば、勇者時代の大変さも我慢できるとそう思っていた。

 次に聞こえてきた話を耳にするまでは。

 『魔王を倒して王様になっても、忙しさは変わらない』

 ジレイはその内容を聞いて、勇者になることを諦めた。

 それからジレイは、D級冒険者として金を稼ぎ、日々ぐうたらする日々が続いている。

 だがそこに、過去にジレイに助けられたという『攻』の勇者レティノア・イノセントが現れ、ジレイをパーティメンバーに誘いに来た。

 それを面倒だと逃げ、金がないと受けた依頼の厄介ごとに巻き込まれ、後に第四王女であるラフィネ・オディウム・レフィナードにつきまとわれることになる……という流れになっています。

2-2.『感想』

 この物語は、過去の夢であった勇者や王女との結婚などが、皮肉にも今になって付きまとってくる話です。

 現状勇者にも王様にもなりたくない主人公のジレイ君ですが、その力は最強であり、これまで勇者になるために助けた人々がジレイ君をそっとしてくれない感じですね。

 勇者レティノアちゃんや、王女ラフィネちゃん以外にも、何やらジレイ君はやらかしているもよう。

 今後、どのような形でかかわってくるのか楽しみですね。

 また魔王もいるようですが、恐ろしい存在という訳ではなく……?

 勇者と魔王も複数人いるようなので、味方になる者がいれば、敵になる者も出てきそうですね。

 この巻では主要メンバーの紹介や、伏線の匂わせがメインといった感じでした。

 次巻以降、物語は大きく進みそうですね。

 最強主人公が勇者と王女につきまとわれる物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:D級冒険者の俺、なぜか勇者パーティーに勧誘されたあげく、王女につきまとわれてる 1
  • 著者:白青虎猫
  • イラスト:りいちゅ
  • 初版発行:2020年10月25日
  • 定価:693円(税込)
  • 発行:オーバーラップ
  • レーベル:オーバーラップ文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • D級冒険者の俺、なぜか勇者パーティーに勧誘されたあげく、王女につきまとわれてる 1 (ガルドコミックス)
  • D級冒険者の俺、なぜか勇者パーティーに勧誘されたあげく、王女につきまとわれてる 4 (オーバーラップ文庫)

 


レビューに戻る▶

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA