【レビュー】異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~ 1【感想】

1.『あらすじ』

若くして病死した伊良拓斗は、生前熱中していた戦略級ファンタジーSLG「Eternal Nations」に似た異世界に転生してしまった。
それも邪悪属性文明「マイノグーラ」を率いる邪神として――。

「拓斗様……また、二人で始めませんか?」
目の前に現れた可憐な少女――マイノグーラの英雄ユニット“汚泥の魔女”アトゥの言葉に拓斗は頷き、二人だけの新国家マイノグーラが産声を上げる。
しかし、彼らマイノグーラは「内政特化で戦争が苦手」という邪悪らしからぬ特徴を持ち、ユーザーから「もっとも使いにくい」と評されるほどの超上級者向け勢力なのであった……!

引用:GC NOVELS

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 ある日病死してしまった主人公伊良拓斗いらたくとは、目覚めると見知らぬ森にいた。

 死後の世界だと思われたそこは異世界であり、近くにはなぜか生前プレイしていた戦略級ファンタジーSLG「Eternal Nations」に登場する少女がいて声をかけてくる。

 少女は邪悪属性文明「マイノグーラ」の英雄ユニット“汚泥の魔女”アトゥであり、拓斗の生前のことも知っているようだった。

 当初は困惑する拓斗であったが、SLG「Eternal Nations」のシステムの力が使えることが判明する。

 それにより、拓斗は邪悪属性文明「マイノグーラ」の盟主として、国を作ることにした。

 様々なユニットを召喚し、森で他国から追放された飢えかけのダークエルフたちを助け、国を順調に作り上げていく。

 だが、全てが思い通りとはいかない。マイノグーラを建国した北部には、邪悪属性と相性の悪い神聖属性の国があった。

 運の悪いことに、その国から聖騎士がマイノグーラへとやってくる。

 内政向きで戦闘が不慣れな文明であるマイノグーラ。迎え撃つのはただ一人の英雄ユニットである“汚泥の魔女”アトゥ。そして邂逅かいこうする両者……といった感じの内容になっています。

2-2.『感想』

 この作品に出てくるSLGとは、シミュレーションゲームのことになります。

 国家を運営して、他国を攻め込んだり同盟を結んだりするゲームですね。

 私もSLGは好きで、シヴィ〇イゼーションをよくプレイしていました。

 そうしたゲームは、熱中しすぎて時間が溶けるんですよね。

 主人公である伊良拓斗いらたくとは、闘病中にSLG「Eternal Nations」をやり込んでおり、世界一位になったそうです。

 だからこそ、死後に異世界に呼ばれたのかもしれません。

 詳しい理由に関しましては、今後の巻で少しずつ判明していくことでしょう。

 またSLGの力を使えるというのは、私自身がSLGを好きということもあり、終始ワクワクして作品を楽しむことができました。

 ユニットを召喚したり食料や建物を生み出したりと、異世界の住民からしたらまさに神の所業ですね。

 時間が経てば経つほど有利に文明が発達していくのがSLGなので、敵国がいつマイノグーラに対して本格的な対処に乗り出すのか、そこが気になります。

 気が付いたときには手遅れになっているかもしれませんね。

 今後の展開がどうなるのか、とても楽しみです。

 この作品はSLGが好きな人にとってはかなり楽しめる一冊になっていますので、是非お手に取ってみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~ 1
  • 著者:鹿角フェフ 
  • イラスト:じゅん
  • 初版発行:2019年11月30日
  • 定価:1,100円 (本体1,000円+税10%)
  • 発行:マイクロマガジン社
  • レーベル:GC NOVELS

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

【著者:鹿角フェフの別作品】

  • これが異世界のお約束です!

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