1.『あらすじ』
その男――稀代の英雄か、 それともただの人か。
世界樹の麓に顕現したレベル10級宝物殿【源神殿】を攻略し、伝説の精霊人の国ユグドラを救ったクライ。
石化していたルークも元通り、さらに頼まれていた探索者協会ユグドラ支部設立の件も了承を得たということで仲間達と別れ一足早く帝都へ帰還したクライを、新たな波乱(ガークさん&フランツさん)が待ち受ける――!?大人気勘違いファンタジー、待望の最新刊!
引用:GC NOVELS
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
レベル10の宝物殿”源神殿”を攻略して、ユグドラを救ったクライ。
ユグドラの皇女セレンの転移により、先にゼブルディアへと帰還した。
そうしてしばらく安息が訪れるかと思いきや、そうはならない。
ユグドラから帰還したことで、探索協会本部が動き出す。
これまで情報が一切なかったユグドラから帰還しただけではなく、支部設立の了承を得たクライ。
それはクライが想像していた以上に、重大な事だった。
またセレン本人もゼブルディアに後からやってきたことで、大騒ぎになってしまう。
それによりクライは、レベル9に手が届く大きな実績を作ってしまうのであった。
後半でクライは、レベル9に至るための試験を受けることに。
どうやら他にも試験を受ける者が二人いるらしく、またその試験内容はとてつもない難易度である。
本来その試験内容を予想したガークにより、クライは試験を見送るはずだった。
しかしどういう訳か、試験を受ける会議にクライは参加してしまう。
そして二人のレベル8共に、クライは試験を受けることになる。
内容は高度物理文明の兵器を武装した、高機動要塞都市コードへの潜入だった。
そこでクライは、思わぬ人物と再会するこになるが……?
果たして現役のレベル9でも困難なその試験を、クライは無事に乗り越えることができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻はレベル9認定試験に、クライさんが参加することになる展開です。
帰還したクライさんは、ユグドラ関連のことでレベル9へ至る実績を作りました。
それにより途中色々ありましたが、試験を受けます。
同じ試験を受けるレベル8の二人と共に、高機動要塞都市コードに乗り込みました。
そこで王女の一人アリシャちゃんに出会い、近衛になってしまうクライさん。
どうやらコード内では、王位継承戦が行われるみたいです。
王族一人一人に近衛が用意されるのですが、無能を探していたようでした。
末の王女アリシャちゃんはただのスペアらしく、王位継承戦が始まれば真っ先に始末されるみたいです。
なので無能と判断されたクライさんが、近衛に抜擢されました。
しかしクライさんの行動により、どんどん状況が変化していく感じですね。
ちなみにこの高機動要塞都市コードですが、昔犯罪者のハンターが偶然起動させてしまったみたいです。
そしてその力を手に入れて、周辺の国々を滅ぼした感じですね。
過去のハンターたちの活躍もあり、移動手段だけは破壊できました。
ですがその移動手段が、直ったらしいです。
王位継承戦が終われば、世界は高機動要塞都市コードにより、危機に陥る訳ですね。
なのでレベル8のハンターを複数集めて、試験という形で押し付けたみたいです。
現役のレベル9ハンターでも、難しい依頼のようでした。
実際クライさんがいなければ、何もできずに終わっていたことでしょう。
次巻では、本格的に王位継承戦が始まる感じです。
それとクライさんはコード内で、偶然あの人物と再会しました。
表紙でクライさんが、肩を組んでいる人物ですね。
私は正直『これ誰?』と思いました。
しかし読んでいく内に、判明します。
はい、クール・サイコーさんですね。(笑)
ということは、あの人物もいる訳です。
どうやら、コード内で捕まっていたようでした。
それをクライさんが、偶然助ける訳ですね。
即席チームを作って、戦う感じになりそうです。
ボリュームたっぷりの一冊でしたが、読み終わるのは一瞬でした。
これは、続きが非常に気になります。
それはそうと、アニメ化したみたいですね! おめでとうございます!
好きな作品なので、これは嬉しいですね。
アニメの放送も含めて、楽しみに待っています。
そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
レベル9認定試験を受けて高度物理文明の要塞都市に潜入する今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:嘆きの亡霊は引退したい~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~ 11
- 著者:槻影
- イラスト:チーコ
- 発売日:2024年2月29日
- 定価:1,320円 (本体1,200円+税10%)
- 発行:マイクロマガジン社
- レーベル:GCノベルズ
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 嘆きの亡霊は引退したい~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~ 1 (GCノベルズ)
- 嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~ (1) (電撃コミックスNEXT)
【著者:槻影の別作品】
- 誰にでもできる影から助ける魔王討伐
- 昏き宮殿の死者の王
- 天才最弱魔物使いは帰還したい ~最強の従者と引き離されて、見知らぬ地に飛ばされました (一迅社ノベルス)
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