1.『あらすじ』
魔術学院の教官として慣れてきたフランへ、ついに動き出したゼライセが襲いかかる――!?アニメ第二期制作決定!!
魔術学院の教官となったフランは師匠と共に校外でのサバイバル訓練に参加していた。
かつて敵であったゼロスリードの動向を気にしつつ生徒達の護衛をする二人であったが、想定していた数より多くの魔獣による襲撃がある。
フランに恨みを持ち、悪を誇る錬金術師による計画の一部だと知らず……。引用:GC NOVELS
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
フランと師匠は魔術学院の教官の一人として、ヴィヴィアン湖までの学外サバイバル実習に参加していた。
またその中にはウィーナレーンはもちろんのこと、ゼロスリードやロミオもいる。
ゼロスリードはおとなしいがロミオはフランを敵視しており、険悪な雰囲気になってしまう。
だが流石に争いにまでは発展せずに、道中は何事もなく過ぎ去る。
そしてヴィヴィアン湖のほとりの町セフテントへとやってきた。
ここで学院生たちは天幕を張り野営を開始する。
だがこのセフテントの町で、フランたちは思わぬ事件に巻き込まれていく。
ヴィヴィアン湖にいるヴィヴィアン・ガーディアンという固有種が異変を起こし、モドキという人を襲うモンスターへと変貌していたのだ。
更にレイドス王国が裏で暗躍しているようであり、因縁のある錬金術師ゼライセもいるようであった。
また以前出会った冒険者のシエラには大きな秘密があり、加えて邪気を纏う剣を所持しているようで……?
そして様々な騒動の果てに、ヴィヴィアン湖の中心に封印されている何かが解き放たれようとしていた。
果たしてフランと師匠は、この事件を解決することができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻にて、ヴィヴィアン湖と魔術学院編は完結します。
ウィーナレーンさんとヴィヴィアン湖には大きな秘密があり、それが解き明かされました。
また過去と未来に変化が生じていき、本来辿るべき歴史にも変化が訪れます。
フランちゃんと師匠の関係性もより深まり、とても感動しました。
更に今巻では、以前にフランちゃんと敵対したゼライセが登場します。
とてもしぶとく殺しても死なないような相手なので、今後また登場してきても驚かないですね。
それに片方はある意味生存しているので、再戦の日はやってくることでしょう。
加えて他にも、レイドス王国の重要人物の情報が少しずつ分かってきました。
いずれ戦うことになるとは思いますが、果たしてどうなる事やら。
そして今巻で、重要なキャラクターになった冒険者のシエラ君。
いやはや、彼の正体には驚きましたね。
また彼がいなければ、大変なことになっていました。
彼を連れてきたレーンさんはまさにファインプレーですね。
様々な因縁が入り混じり、解決していくので見どころ満載でした。
次巻は新章だと思うので、次はどのような因縁と出会うのか楽しみです。
それはそうと、TVアニメの第二期の制作が決定したようですね。
一期も楽しく見させていただいたので、二期も今から待ち遠しいです。
また本編ではないのですが、CMでフランちゃんが『マイクロマガジン社ー!』と叫ぶ可愛らしい声がしばらく脳内でリフレインしていました。
なぜか中毒性がありますね。
二期でも聞けることを祈っています。
ヴィヴィアン湖に封印されているモンスターの復活騒動にかかわっていく今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:転生したら剣でした 15
- 著者:棚架ユウ
- イラスト:るろお
- 発売日:2023年3月30日
- 定価:1,100円 (本体1,000円+税10%)
- 発行:マイクロマガジン社
- レーベル:GCノベルズ
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 転生したら剣でした 1 (GCノベルズ)
- 転生したら剣でした 2 (GCノベルズ)
- 転生したら剣でした 3 (GCノベルズ)
- 転生したら剣でした (1) (バーズコミックス)
- 転生したら剣でした Another Wish 1 (ライドコミックス)
【著者:棚架ユウ の別作品】
- 出遅れテイマーのその日暮らし 1 (GCノベルズ)
- デッキひとつで異世界探訪 (1) (BKブックス)
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