1.『あらすじ』
檸檬の退部危機に、温水は――?
先輩たちが卒業していく、春。
焼塩がこっそりと俺に耳打ちする。
「ぬっくん。あたしとデートしよっか」……まさか、自分の高校生活にそんなイベントが起こるとは。
竹島水族館での初デート、やっかい娘たちとの攻防。けど、そのときの俺は分かっていなかった。焼塩の抱えるもの、心の揺らぎ。
そしてまさか、彼女との“退部をかけた”100m一本勝負が待ち受けているなんて――。大人気負け確ラブコメ、第6弾。――こんがり娘が運ぶ、春の嵐。
引用:小学館
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
卒業式が一週間後に迫る中、文芸部では元副部長である月之木の大学合格祝賀会が行われていた。
だがそんな文芸部に、焼塩檸檬がやってくる。
そして温水に近寄って、こんなことを耳打ちした。
『――じゃあ、ぬっくん。あたしとデートしよっか』
そうして後日、温水と焼塩は水族館でデートをすることになった。
しかしどういう訳か、文芸部の面々などにデートを感づかれる。
どうにかストーキングする面々を出し抜くと、温水と焼塩は良い雰囲気になってしまう。
けれどもそこで、焼塩はあることを持ちかける。
それは、陸上部と文芸部を辞めるということ。
加えて温水にも文芸部を辞めて、帰宅部になってほしいと持ち掛けた。
結果として温水は、焼塩の心の問題と向き合いながら、解決のために勝負をすることになる。
勝負内容はハンデをつけた100m走だが、温水は平均よりも足が遅かった。
なので勝つために、とある人物たちの力を借りて特訓を始める。
果たして温水は、焼塩との勝負に勝つことができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は月之木さんの卒業と、檸檬ちゃんとの退部をかけた勝負を行う展開です。
卒業式も間近になった頃、温水君は檸檬ちゃんと水族館デートをしました。
良い雰囲気でしたが、檸檬ちゃんは陸上部に対して色々悩みがあったようです。
その結果温水君を巻き込んで、一緒に退部して帰宅部にならないかと誘いました。
けれどもそれを良しとしなかった温水君は、退部を阻止するために檸檬ちゃんと100m走の勝負をする感じですね。
今巻では、檸檬ちゃんと温水君がとても良い雰囲気でした。
これは友達以上、恋人未満。けれども気になり始めた異性といった印象です。
他の子たちも、温水君と檸檬ちゃんの良い感じに無意識ながら、嫉妬していたのかもしれません。
まだまだマケインたちとの恋愛には発展していませんが、兆しはありますね。
次巻からは二年生編になりますので、新入生から新たなマケインが増える感じでしょうか?
そちらも、とても気になりますね。
またこの作品ですが、なんとアニメ化が決定されました。
おめでとうございます!
好きな作品なので、アニメ化はとても嬉しいです。
これは、放送が今から楽しみですね。
加えて次の7巻が早く読みたいです。
ヒロインレースは檸檬ちゃんが今巻で一歩リードしましたが、ここからどうなるかですね。
まあレース事態は、まだ始まっていませんが。(笑)
6巻まで続いて始まっていないのは、ラブコメでは結構珍しいですね。
しかしそれがこの作品の良いところなので、問題ありません。
当初は八奈見ちゃんがマケインの中のメインヒロインかと思っていましたが、現状だとお笑い担当みたいになっていますね。(笑)
何が起きてもおかしくない作品なので、ワクワクしながら今後とも読んでいこうと思います。
檸檬ちゃんと退部をかけた勝負をすることになる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:負けヒロインが多すぎる! (6)
- 著者:雨森たきび
- イラスト:いみぎむる
- 発売日:2023年12月18日
- 定価:836円(税込)
- 発行:小学館
- レーベル:ガガガ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 負けヒロインが多すぎる! (ガガガ文庫)
- 負けヒロインが多すぎる!2 (ガガガ文庫)
- 負けヒロインが多すぎる! 3 (ガガガ文庫)
- 負けヒロインが多すぎる! 4 (ガガガ文庫)
- 負けヒロインが多すぎる!@comic (1) (裏少年サンデーコミックス)
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