1.『あらすじ』
お嬢様、国を抜け出し魔獣討伐で荒稼ぎ!
国を挙げての武闘大会を開催するため、10億クラムという大金を稼がなくてはいけなくなったニア。表立って王国で動くには顔を知られ過ぎているニアが選んだのは、冒険者リーノの弟子と偽装して、隣国ヴァンドルージュで魔獣狩りをすることだった――
「実にいい。本気で殴っても壊れない相手じゃないか」
巨大な魔獣を相手に拳を振るう機会を得たニアは、待ち望んでいた血沸き肉躍る実戦の日々を送ることに!
天使のような凶乱令嬢の最強無双譚、隣国で大暴れする第4弾!!引用:Hobby JAPAN
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
現在国中では、シルヴァー家の紙芝居が大ヒット中である。
ニアはそれに対して拳で解決できないことを知り、悔しい思いを募らせた。
またヒルデトーラも人気番組を模索する中、ニアとニールに相談して新企画を思いつく。
それは料理のお姫様という名称であり、タイトル通りヒルデトーラが料理する番組だ。
結果としてそれはヒットして、ヒルデトーラの看板番組の一つになる。
二人がヒット番組を手にする中、ニアも武闘大会の開催を目指す。
そのためには、10億クラムという大金を稼がなくてはいけない。
なのでニアは冬休みになると、隣国ヴァンドルージュで魔獣狩りを行う。
そこでニアは様々な魔獣を狩りつつ、十文字鮮血蟹という巨大蟹を見事倒した。
しかしこの巨大蟹は発見から百年以上狩られていない蟹であり、軍ですらも敗走する相手である。
これによりニアの隠れ蓑であり、リノキスの裏の顔でもある冒険者リーノが有名になっていく。
結果として目をつけられることになり、事件が発生するのであった。
果たしてニアは、この問題を解決して無事に帰国することができるのであろうか。
2-2.『感想』
この巻ではお金を稼ぐために、ニアちゃんが隣国ヴァンドルージュで魔獣狩りを行う展開になっています。
武道大会を開催するには、十億グラム稼ぐ必要がありました。
通常方法では当然厳しく、冬休みの機会にニアちゃんが直接魔獣を狩りに行く感じですね。
その中には十文字鮮血蟹という、百年以上狩られていない化け物蟹もいます。
他にも様々な希少魔獣などを狩っていき、一気に金銭を稼ぎました。
しかしこれによって、リノキスさんの裏の顔である冒険者リーノが目立っていきます。
それは当然国の上層部にも知れ渡り、十文字鮮血蟹を倒した方法や、何か凄い武器を持っているのかと探ってきました。
加えて強硬手段にも出て、名目上リーノの弟子に偽装しているニアちゃんが狙われる感じですね。
ですがまあ、ニアちゃんを狙うとは、愚かとしか言いようがありません。
魔獣狩りの次は、人間狩りという事ですね。(^-^;
それと今巻には不穏な伏線がいくつも張られており、次巻以降に何か大事件が起きるみたいです。
少々心配になりますが、ニアちゃんであれば何とかなる気がしますね。
今巻は戦闘多めで、番組の撮影は少なめといった感じでした。
もちろん冬休みの自由を得るために、過密スケジュールで撮影はしましたが。(^-^;
ニアちゃん、身体は幼いのに大変ですね。
他にも弟子が増えて、氣についても解説されました。
ニアちゃんの力の根源にもなっている氣には、色々と種類があるみたいです。
まだまだひよっこのようですが、他からすれば十分強者ですね。
着実に様々な準備が整ってきているので、次巻以降何が起きるのか楽しみです。
そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
資金集めのために隣国ヴァンドルージュで魔獣狩りを行う今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:凶乱令嬢ニア・リストン 4 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録
- 著者: 南野海風
- イラスト:刀彼方
- 発売日:2023年12月1日
- 定価:792円(税込)
- 発行:ホビージャパン
- レーベル:HJ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 凶乱令嬢ニア・リストン 1 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録
- 凶乱令嬢ニア・リストン 2 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録
- 凶乱令嬢ニア・リストン 3 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録
- 凶乱令嬢ニア・リストン 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録(1) (ガンガンコミックスUP!)
【著者:南野海風の別作品】
- 魔術師クノンは見えている (カドカワBOOKS)
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