1.『あらすじ』
入学直後のお嬢様が闇闘技場で大暴れ!!!!
未来の世界で病弱令嬢に転生した戦いたがりの元大英雄・ニア。
6歳となったニアはアルトワール学院に入学し、そこで魔法映像の仕事仲間兼友人として第三王女ヒルデと貴族令嬢レリア、二人の少女と意気投合。ニアは撮影と勉学とで忙しい学院生活を送ることに。そんな時、闇闘技場の噂を耳にしたニアは、観戦するだけだからと嬉々として乗り込む算段を立て始めて――
「高みを見せてあげるわ。武人にはそれが何よりの報酬でしょ?」
天使のような凶乱令嬢の最強無双譚、大人しくは出来ない第2弾!!引用:HJ文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
六歳になったニア・リストンは、アルトワール学院の小学部に入学することになった。
そこで第三王女のヒルデトーラや、貴族令嬢のレリアレッドと交友を深める。
この二人の実家などは、リストン家と同じく魔法映像の経営に携わっていた。
その関係もあり、三人はどうすれば魔法映像が人々に普及していくのか話し合いを始める。
ヒルデトーラはこの魔法映像を制したものが世界を制すると考えていることもあり、気持ちの入れようが凄い。
結果として、一般人参加型の放送を行うことになるのであった。
また別の場面ではニアが自身の戦いの欲求を満たすために、路地裏の酒場に出入りを繰り返す。
酒場のマスターは以前ニアが倒した男、アンゼルである。
そこでニアは闇闘技場の話を聞き、どうにかして見に行くことができないかと考え始めた。
もちろん周囲は反対するが、ニアの欲求は収まることは無い。
侍女であるリノキスにも、当然止められてしまう。
だがそれでも諦められなかったニアは、とある人物の力を借りて闇闘技場に足を運ぶのであった。
果たしてニアは、自身の欲求を抑えて闇闘技場でおとなしくすることはできるのであろうか。
2-2.『感想』
この巻ではニアちゃんが学院に入学したり、闇闘技場に潜入したりするストーリーになっています。
ニアちゃんは六歳になったことで、アルトワール学院の小学部に入学しました。
そこで魔法映像の仕事関係もあり、第三王女のヒルデちゃんや貴族令嬢のレリアちゃんと仲良くなります。
美少女が三人そろうと、何だか華やかですね。
しかし三人集まって話す内容は、魔法映像をどうすればもっと人々に普及させるかでした。
ヒルデちゃん曰く、魔法映像を制したものが世界を制するとのことです。
確かに現代で考えると、ネットの無い時代のテレビ局みたいなものですよね。
これは世界を制するというのも、あながち間違いではありません。
すべての国民に普及すれば、凄いことになりそうですね。
そしてそんな最中でも、ニアちゃんは相変わらずでした。
敵を求めて、路地裏の酒場に出入りしています。
六歳の美少女がごろつきの多い酒場にいるというのは、場違い感が半端ないですね。
普通なら大変なことになりますが、常連客はニアちゃんの強さを知っているのか手を出しません。
ですが所見の客の場合、案の定ニアちゃんに絡んでいきました。
結果がどうなるかは、分かり切っていますよね。
そしてこの酒場のマスターであるアンゼルさんから、ニアちゃんは裏闘技場の話を聞きます。
どうやら、剣鬼と呼ばれる凄腕が出場するみたいでした。
これにはニアちゃんも、我慢ができません。
子供らしく見に行きたいと、駄々をこねます。
とても可愛らしいですね。(笑)
周囲が行くのを反対しても、止まるはずがありませんでした。
けれどもそれが災いして、ニアちゃんもミスをしてしまいます。
何事も思い通りにはいきませんね。
それと少しずつ、ニアちゃんの強さが周囲にも知れ渡り始めました。
といっても、現状では強者や裏の者ばかりですが。(笑)
また次巻からは夏休みがスタートするようでして、久々に実家に帰るようです。
そこで何をしでかすのか、今から楽しみですね。
六歳になったニアちゃんが学院に入学して生活しながら闇闘技場に行こうとする物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:凶乱令嬢ニア・リストン 2 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録
- 著者:南野海風
- イラスト:磁石
- 発売日:2023年5月1日
- 定価:814円(税込)
- 発行:ホビージャパン
- レーベル:HJ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 凶乱令嬢ニア・リストン 1 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫)
- 凶乱令嬢ニア・リストン 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録(1) (ガンガンコミックスUP!)
【著者:南野海風の別作品】
- 魔術師クノンは見えている (カドカワBOOKS)
- 俺のメガネはたぶん世界征服できると思う。 01 (アース・スターノベル)
コメントを残す