【レビュー】魔術師クノンは見えている 5【感想】

1.『あらすじ』

走って光る謎の植物を追え――進級した盲目の天才が、捜索隊の中核を担う!
魔帯箱を形にし二年生へと進級したクノンは、憧れのサトリ先生のフィールドワークに同行、早速波乱を巻き起こす。

さらに、森林化が進んだ学園地下の迷宮で、神話上の植物と思しきものの目撃情報が! 教師陣を中心にした捜索隊が急遽結成される中、クノンもそこに抜擢され――?

特級クラスの後輩に新たに加わったジオエリオンの従妹もすぐさま魔術沼に引きずり込んで、さらに賑やかに加速する盲目の天才の魔術探求・二年生編スタート!

引用:KADOKAWA

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 無事に二年生へと進学を果たしたクノン。

 そんなクノンにも、後輩ができる。

 どうやらジオエリオンの従妹であるクララフィラ・クォーツが、特級クラスに入るようだ。

 訊けば特級クラスに入ったのにもかかわらず、魔術への情熱がないらしい。

 なのでクノンはクララフィラを魔術の沼ぬ引きずり込むため、とある人物を紹介するのだった。

 また中盤では、サトリのフィールドワークを手伝うことになる。

 とある村の毒沼に、なにやら用があるみたいだった。

 そしてその村で、クノンは一つの問題を起こしてしまう。

 普段の軽薄な態度が、村の女性達の琴線きんせんに触れてしまうのであった。

 次に後半では、学園の地下迷宮にクノンは行くことになる。

 そこには光属性の教師、クラヴィスが加わることになった。

 果たして地下迷宮に逃げ込んだ神話上の植物を、クノンたちは手に入れることができるのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻は二年生になったクノン君が、様々な問題にかかわっていく展開になっています。

 親友のジオエリオン君から、従妹のクララフィラちゃんを頼まれたクノン君。

 土属性らしく、同じ属性のエルヴァさんを紹介します。

 それにより魔術に情熱を持っていなかったクララフィラちゃんに、大きな変化をもたらしました。

 結果として魔術の沼に引きずり込みましたが、クララフィラちゃんの執事さんが大慌てすることになります。

 やはり魔術の沼に堕ちた人物の行動は、普通ではありませんね。(^-^;

 それとクララフィラちゃんは、どうやら百合のようです。

 エルヴァさんをお姉さまと言って、慕っていました。

 これは、ある意味今後が楽しみですね。

 それはそうと、サトリ先生のフィールドワークに付き添うのですが、そこでクノン君が事件を起こしました。

 普段の軽薄な紳士のふるまいが、田舎村の女性達にクリティカルヒットしてしまいます。

 幼女・女性・老婆、年齢関係なく次々に落としていきました。(笑)

 クノン君はこれでも貴族の子息で、容姿も優れていますからね。

 村の男たちしか知らない女性達には、王子様に見えても仕方がありません。

 ですが等のクノン君本人は、女性たちを落としていることに気が付いていないという。(笑)

 クノン君は罪な男の子ですね。

 それと後半では、学園地下迷宮に行きました。

 いろいろと秘密を抱えている、クラヴィスさんも一緒です。

 どうやら神話上のとある植物が、迷宮内に迷い込んでしまったみたいでした。

 それを探しに行くわけですね。

 クノン君はそこで、また一歩魔術の秘密の一端に触れます。

 疑問だけが生まれた感じですが、これが後の布石になりそうですね。

 二年生編はまだ始まったばかりなので、次の6巻で何が起きるのか今から楽しみです。

 そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。

 二年生になったクノン君に新たな出会いが待っている今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:魔術師クノンは見えている 5
  • 著者:南野海風
  • イラスト:Laruha
  • 発売日:2024年01月10日
  • 定価:1,430円 (本体1,300円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:カドカワBOOKS

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 魔術師クノンは見えている (カドカワBOOKS)
  • 魔術師クノンは見えている 2 (カドカワBOOKS)
  • 魔術師クノンは見えている 3 (カドカワBOOKS)
  • 魔術師クノンは見えている 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

 


 

【著者:南野海風の別作品】

  • 凶乱令嬢ニア・リストン 1 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 )
  • 俺のメガネはたぶん世界征服できると思う。 01 (アース・スターノベル)

 


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