【レビュー】魔術師クノンは見えている 3【感想】

1.『あらすじ』

水魔術で空を飛び、水中で呼吸する――天才の魔術探究に常識は通じない!
魔術学園での商売を早くも軌道に乗せ、実力で三派閥同時在籍を勝ち取ったクノンは、各派閥の先輩と共同研究を開始!

特に水中での呼吸法の研究は、いつしか難破船の財宝探しへと話が広がり、ついには実地調査で海に飛び出すことに。特級の生徒なら海底だって散歩道!

巨大魚に襲われてもーー「大丈夫。水辺は僕の領域ですから」

使える魔術のレパートリーも倍に増え、ますます実力をつけた盲目の天才による、常識破りの魔術探求・第三弾!

引用:KADOKAWA

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 魔術学校に通う主人公クノン・グリオン。

 様々な派閥を掛け持ちしているクノンは、実力の派閥の拠点である古城へとやってきた。

 そこに来た理由は、派閥代表のベイルに共同で、魔道具の開発を持ちかけるためだ。

 クノンは、三つの魔道具の開発を提案するが、その内の一つは大変時間がかかる事が判明する。

 下手をすれば開発に夢中になり、単位が足りず特級クラスから下のクラスへと落ちてしまう。

 なのでクノンは、比較的短時間で開発できる二つを優先させることにした。

 もう一つの開発については、先に必要なすべての単位を揃えてから始めることにクノンは決める。

 その後クノンは単位を得るために、合理の派閥と共同で水中呼吸の開発から沈没船の探索なども行った。

 またクノンは、自分の初めての師匠であるジェニエ・コースとも再会を果たす。

 更にそこには、憧れの水属性使いであるサトリ・グルッケもいた。

 クノンは新たな魔術を覚える中で、三級クラスと二級クラスとも交友を深めていく。

 そして、クノンは価値観を同じとするライバルでもあり、親友となる人物と出会う。

 この三巻では、人脈や実力の面でも成長するクノンの活躍が詰まった一冊になっている。

2-2.『感想』

 この巻では魔術学校らしく、クノン君は様々な生徒や先生たちと交流をします。

 もちろんこれまで通りのコメディ感も健在なので、思わずクノン君の言動で笑ってしまいました。

 またこの巻では、カシス・ホークちゃんという男の娘が出てきます。

 表紙にもいる金髪の子ですね。

 残念ながら新ヒロインではないです。(笑)

 お金に貪欲で、そんなところも可愛いですね。

 さてさて、更にクノン君にとうとう、ライバルらしき存在が現れました。

 クノン君のように、魔術で生き物に模した物を作ったりしています。

 しかし色々と事情があって、大変そうな人物ですね。

 今後の展開で、大きなイベントが起こる予感がします。

 新たな師匠や新魔術の習得など、クノン君はますます強くなりますね。

 次巻以降も、クノン君の新たな成長が楽しみです。

 盲目の少年が魔術で目を作るのを目指して活躍する学園ファンタジーに興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:魔術師クノンは見えている 3
  • 著者:南野海風
  • イラスト:Laruha
  • 初版発行:2022年12月09日
  • 定価:1,430円(本体1,300円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:カドカワBOOKS

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 魔術師クノンは見えている(1) (カドカワBOOKS)
  • 魔術師クノンは見えている 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

 


 

【著者:南野海風の別作品】

  • 凶乱令嬢ニア・リストン 1 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 )
  • 俺のメガネはたぶん世界征服できると思う。 01 (アース・スターノベル)
  • 俺が悪役令嬢になって汚名を返上するまで

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