【レビュー】攻略できない峰内さん1【感想】

1.『あらすじ』

「魔王バトルロイヤル」の之雪先生が贈る、ちっちゃくてかわいいゲームが強い実力派の先輩女子(帰宅部)と、
部員になってほしくて策を弄する後輩男子(部長)が織りなす、入部を賭けた放課後部活ラブコメディ!!

「先輩、俺と付き合って下さい!」
「……え? ええーーーーーっ!?」
『ボードゲーム研究会』唯一人の部員である高岩剛は悩んでいた。好きが高じて研究会を発足したものの、正式な部活とするには部員を揃える必要があるという。
そんなある日、剛は小柄で可愛らしい先輩・峰内風と出会う。彼女がゲームにおいて指折りの実力者と知った剛は、なんとしても彼女に入部してもらおうと奮闘する!
ところが、生徒会から「規定人数に満たない研究会は廃部にする」と言い渡されてしまい――!?
之雪とそふらが贈る、ドタバタ放課後部活動ラブコメ、開幕!!

引用:GA文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

  主人公の高岩剛たかいわつよしは、高校に入学してボードゲーム研究部を創設した。

 しかし部員は剛ただ一人であり、部活動ではなく同好会というレベルである。

 だがそんなある日にボードゲーム研究部、通称ボドゲ部に一人の少女が現れれた。

 その少女に剛は勧誘とはいえ、告白するかのように声をかけてしまう。

 当然それにより入部を拒絶されるが、それで終わりではなかった。

 剛に声をかけられた少女、峰内風みねうちふうは入部するための条件を出す。

 それは、ゲームで剛が峰内に勝つということ。

 剛はボドゲ部の部長であることもあり、ゲームには自信があった。

 けれども予想に反して、剛は峰内に連戦連敗してしまう。

 どうやら峰内はゲーム全般に強く、とあるカードゲームでは一時期世界ランク第三位の実力があった。

 剛はそれでも峰内を部に引き入れるため、勝負を挑んでいく。

 峰内もその勝負が心地よく、ボドゲ部に入り浸るのであった。

 果たして剛は、峰内に勝利して部に引き入れることができるのであろうか。

2-2.『感想』

 この小説はゲーム全般に強い峰内さんを、ボドゲ部に引き入れるため奮闘する物語になっています。

 主人公の剛君は、高校入学後にボドゲ部を創設しました。

 そこに部員候補として現れたのが、見た目が幼い二年生の峰内さんです。

 剛君が峰内さんにゲームで勝てば、ボドゲ部に入部してもらう約束をしました。

 けれども峰内さんは強く、剛君は連敗続きという感じですね。

 ですがその状況を、峰内さんも楽しんでいるようです。

 はたから見ていると、お似合いのカップルにしか見えません。

 ゲームに負けた罰ゲームで、峰内さんを膝の上に乗せるシーンは最高ですね。

 また普段から勘違いさせるような剛君の言動に、翻弄ほんろうされる峰内さんが可愛いです。

 それと年上ロリは、実に良いものでした。

 見ていると、ついほっこりします。

 私もこういう先輩が欲しかったです。(笑)

 あとは他にも美少女キャラが何人か出てきて、峰内さんが嫉妬しました。

 まだ剛君が気になっているという状態ですが、そこに他の女子生徒が近づくのが気に食わない感じですね。

 ここからどのようにして、恋心が育っていくのか非常に気になります。

 剛君も峰内さんに気があるようなので、両想いになる日も近そうですね。

 もちろん恋愛だけではなく、ボドゲ部だけあってボードゲームが多数登場します。

 私はボードゲームといえばオセロ、将棋、チェス、トランプとかなので、知らないものが登場するだけでワクワクしました。

 次巻からは部員も増えてにぎやかになっていくので、より面白いボードゲームが出てくる予感がします。

 ボードゲームは、人数がいた方が面白いですよね。

 引き続き、この作品を読んでいこうと思います。

 峰内さんに入部してもらうためにボードゲームで様々な勝負をする物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:攻略できない峰内さん (GA文庫)
  • 著者:之雪
  • イラスト:そふら
  • 発売日:2023年9月15日
  • 定価:704円(本体640円+税10%)
  • 発行:SBクリエイティブ
  • レーベル:GA文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

【著者:之雪の別作品】

  • 魔王バトルロイヤル 魔力ゼロでも最強魔王になれますか? (GA文庫)

  • 水玉模様の片思い (メリッサ)

 


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