1.『あらすじ』
間違えたはずなのに、お似合いで両想い!?
誤爆から始まったのはグイグイ来る美少女との甘々生活でした。
『たとえばラストダンジョン前の村の少年～』サトウとシオ、待望のラブコメ最新作！「好きです、付き合ってください！」
高校生・竜胆光太郎、一世一代の告白！ 片想いの桑島深雪に勢いよく恋を告げたのだが――なんたる運命のいたずらか、告白相手を間違えてしまった……はずなのに、
「光太郎君ならもちろんいいよ！」
学校一の美少女・遠山花恋の返事はまさかのＯＫで、これじゃ両想いってことになっちゃいますけど!?
しかも二人のカップル成立にクラス中が大歓喜、熱烈祝福ムードであともどりできない恋人関係に！
いまさら言えない誤爆から始まる本当の恋。
『じゃない方のヒロイン』だけどきっと本命になっちゃうよ？
ノンストップ学園ラブコメ開幕！引用：GA文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
桐郷学園高等学校に通う、主人公の竜胆光太郎。
断れない性格の少年であり、周囲の人々が困ったときは何かと助けていた。
そのためとても頼れる存在として、”困ったときの光太郎”と言われるほどである。
だがそんな光太郎であるが、学校で気になる人物がいた。
それは桑島深雪という、地元名家のご令嬢である。
光太郎は名前は伏せつつも、友人に気になる人物がいることを告げた。
すると友人は告白をするべきだと言って、準備を開始する。
そしてあれよあれよという間に、屋上で幸太郎はその人物に告白をしてしまった。
だがここで、ハプニングが起きる。
屋上にいた人物は桑島深雪ではなく、学校一の美少女である遠山花恋だった。
更に光太郎の告白は了承されてしまい、花恋と付き合うことになってしまう。
なお光太郎と花恋は中学からの付き合いであり、何かと花恋が光太郎にちょっかいをかけていた。
はたから見れば花恋が光太郎に気があることは明白であったが、実のところ光太郎はその強引なところが少々苦手だったのである。
しかし光太郎は勘違いだったとはいえ、告白してしまったことに責任を感じてしまう。
けれどもそんな光太郎であったが、デートなどの交流を深めるうちに、花恋への印象を変えていくのであった。
加えて当初気になっていた深雪だが、何故か光太郎に接触してくるようになり……？
果たして光太郎の恋の行方は、一体どうなってしまうのであろうか。
2-2.『感想』
この小説は間違って苦手な美少女に告白してしまった結果、まさかの付き合うことになてしまう展開になっています。
主人公の光太郎君は、友人の勘違いから告白する場を設けられてしまいました。
そして勢いのままに告白した結果、その人物は光太郎君の予想とは違う人物だったわけですね。
しかも告白が成功してしまい、花恋ちゃんと付き合うことになってしまいました。
普段からボディタッチの多い花恋ちゃんに、光太郎君は少し苦手意識があったようです。
はたから見れば、いつ付き合うのかとヤキモキしていた感じですね。
ちなみに光太郎君は、当初気になっていた深窓の令嬢である深雪ちゃんに告白すると思っていました。
穏やかで誰にでも気遣いのできる、大和撫子のような子がタイプだったみたいですね。
付き合うことになってしまった花恋ちゃんは、読者モデルをしておりどちらかというと陽キャな感じです。
なので付き合い始めの頃は、何かと気苦労を感じていました。
しかし花恋ちゃんの良いところを知っていく内に、その苦手意識も薄れていきます。
このままいけば、順調にお似合いカップルですね。
けれども花恋ちゃんは学校一の美少女なので、嫉妬から光太郎君に絡んでくる者たちが現れ始めます。
更には光太郎君が気になっていた深雪ちゃんも、接触してきました。
どうやら、光太郎君には大きな秘密があるみたいです。
次第に事が大きくなっていき、花恋ちゃんと深雪ちゃんが争うことになる感じですね。
読んでいて全体的にバランスが良く、流石はアニメ化を経験した作家様ということを強く感じました。
間違いから始まった告白ですが、次巻ではまたしても間違いから大変な展開へと向かっていきそうです。
花恋ちゃんと深雪ちゃんの二大ヒロインが、今後どうなるのか気になりますね。
引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
間違って苦手な美少女に告白した結果付き合うことになってしまう物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル：隣のクラスの美少女と甘々学園生活を送っていますが告白相手を間違えたなんていまさら言えません
- 著者：サトウとシオ
- イラスト：たん旦
- 発売日：2023年9月15日
- 定価：748円（本体680円＋税10％）
- 発行：SBクリエイティブ
- レーベル：GA文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
【著者：サトウとシオの別作品】
- 信じてくれ! 俺は転生賢者なんだ ~復活した魔王様、なぜか記憶が混濁してるんですけど! ?~ (GA文庫)
- たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 (GA文庫)
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