1.『あらすじ』
顔を合わせるたび煽ってくる彼女は、キスした瞬間デレ期に入る!?
ナマイキ幼馴染とのキスからはじまるラブコメディ、第2弾!「意識してないなら、これくらいできるわよね?」
風見一颯には生意気な幼馴染がいる。金髪碧眼で学校一の美少女と噂される、神代愛梨だ。
とある出来事から勢いに任せてキスしてもなお、恋愛感情はないと言い張るふたりだったが、
徐々に行為がエスカレートしていき……、
「許さない? へぇ、じゃあどうしてくれるの?」
「……後悔するなよ?」
挑発を続ける愛梨をわからせようとする一颯に、愛梨自身も別の感情が芽生えてきて――?
両想いのはずなのに、なぜか素直になれない生意気美少女とのキスから始まる焦れ甘青春ラブコメ第2弾!引用:GA文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
朝目が覚めると、一颯は不意に倦怠感がした。
案の定熱が出ており、幼馴染である愛梨に学校を休むことを連絡する。
しかし、どうやら愛梨も同様に熱が出ているようだった。
同時に発熱す原因は、つい最近雨に濡れた体でキスをしたのが原因だと思われる。
結果として一颯は、幼馴染である愛梨の自宅で一緒に療養することになった。
ちなみに親公認であり、一颯は愛梨の部屋に布団を敷いて横になっている。
そうして体を休める二人であったが、当然何も起きないはずがない。
愛梨が一颯の布団の中に入り込んできたり、互いに身体を拭き合ったりするのであった。
その後は無事に回復して学校に通うと、体育祭と文化祭のイベントが行われる。
体育祭では二人三脚を一颯と愛梨ですることになり、文化祭の演劇ではキスシーンのあるヒロインと相手役をすることになった。
またハロウィンでは、愛梨がバニースーツ姿で現れる。
そこでお菓子を忘れた一颯は、愛梨にイタズラされてしまうのであった。
加えて今巻でも二人はキスをすることになり、関係が一歩進展していく。
果たして一颯と愛梨は、どちらが先に告白することになるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻ではキスを経験した二人が、次第に自身の気持ちに気づき始める展開になっています。
相変わらずはたから見れば、十分カップルに見える一颯君と愛梨ちゃん。
しかしお互いに、自分の感情に気が付きません。
逆に相手が、自分のことを好きだと思っています。
ですが今巻でも、売り言葉に買い言葉で結果的にイチャイチャし始めました。
不意に起きるラッキースケベも、良い味を出しています。
互いに相手が他の異性と何かするのを嫌がるのも、初々しいですね。
二人三脚や演劇で、相手役を他の男にやらせたくない一颯君。
友人の女の子と、一颯君が一緒にいるのが気になって仕方がない愛梨ちゃん。
お互いに無自覚ですが、しっかり意識していますね。
これで付き合っていないと周囲に言っても、普段のこともあり信じてもらえないのは当然です。(笑)
けれどもそんな二人ですが、今巻の後半では怒涛の進展を迎えました。
もちろんキスも行い、お互い自身の気持ちに気が付きます。
しかしこれまでのこともあり、自分から告白することができません。
お互いに相手から告白させようと、そう考えていました。
次巻では自分の気持ちに気が付いた二人が、どのような行動に出るのか楽しみですね。
それはそうと、愛梨ちゃんのバニースーツ姿が可愛かったです。
今巻の表紙にもなっていまして、凄く大胆ですね。
これでトリックオアトリートされたら、お菓子を忘れてしまうのも仕方がありません。(笑)
まあ、一颯君は素で忘れていたようですが。
他にも今巻には愛梨ちゃんの背中を拭いてあげたり、偶然胸を揉んでしまったり、大勢の前でハグすることになったりと、イベント盛りだくさんです。
終始ニヤニヤしながら、読ませていただきました。
今後もどんなイベントが起きるのか、大いに期待できますね。
引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
キスをしてから少しずつ恋心に気が付き始める二人の関係に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:「キスなんてできないでしょ?」と挑発する生意気な幼馴染をわからせてやったら、予想以上にデレた2
- 著者:桜木桜
- イラスト:千種みのり
- 発売日:2023年9月15日
- 定価:704円(本体640円+税10%)
- 発行:SBクリエイティブ
- レーベル:GA文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 「キスなんてできないでしょ?」と挑発する生意気な幼馴染をわからせてやったら、予想以上にデレた (GA文庫)
【著者:桜木桜の別作品】
- お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について (角川スニーカー文庫)
- 原作開始前に没落した悪役令嬢は偉大な魔導師を志す (ファミ通文庫)
コメントを残す