1.『あらすじ』
詩織の秘密を知った翼は、自分に相談しろと言って彼女と喧嘩になってしまう。翔の助言で背中を押された翼は、詩織を捜して夜の街へと駆け出すのだった! その後、翔が申し込んだ社員旅行に全員で参加する事になった一ノ瀬家を待ち受けていたのは──!?
引用:集英社
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
詩織の部屋の秘密を知った翼は、詩織と言い合いになってしまう。
結果として言い負かされた翼は、公園で一人落ち込んでいた。
そこへやって来た父親の翔に励まされたことで、翼は改めて詩織と向き合うことを決意する。
なので夜の繁華街で大人の男性と歩く詩織の元へと、翼は突撃するのであった。
そして後半では、物語に大きな転換がやってくる。
なんと再び事故に遭って、一ノ瀬家は記憶を無くしてしまった。
更に父親の翔が別人に変わっている。
翼は一人そのことに気が付き、家族にそのことを訴え始めた。
また翼は元の翔をとある場所で発見したが、そこで驚愕の事実を知ってしまう。
加えて母親の美奈子にも異変が起き始めて……?
果たして一ノ瀬家は、今後どうなってしまうのであろうか。
2-2.『感想』
今巻では妹の詩織ちゃんを救うために、翼君が行動を起こします。
また再び事故に遭い、一ノ瀬家は記憶喪失になってしまいました。
そして言葉通り、別人になってしまった父親の翔さん。
良い意味で、先の展開が全く読めない作品ですね。
読んでいると、心がザワザワとします。
これは不安でしょうか? 得体のしれない何かを知ってしまったような、不思議な感じですね。
作品の独特な世界観に、いつの間にか引き込まれてしまいます。
最初は事故による記憶喪失になってしまった一ノ瀬家が、記憶を取り戻していくストーリーだと思っていました。
しかし、今巻でその印象は少し変わりましたね。
記憶を失う前の一ノ瀬家には、とても大きな秘密があるようです。
それがいったい何なのか、次巻がとても気になって仕方がありません。
私は様々な作品を見てきたので、何となく先を予想することができます。
ですがこの作品に限っては、本当に先の展開が読めません。
一巻で予想した展開が、二巻で大きく違っていました。
おそらく三巻でも読者が予想だにしない展開が、待ち受けている予感がします。
サスペンスに今巻でSFが足されたので、次巻足されるのはファンタジーでしょうか?
いや、ホラーの可能性もありますね。
どちらにしても、また心がザワザワするのは間違いない気がします。
怖いもの見たさにも似た感じもしますね。
三巻発売が今から待ち遠しいです。
新たな家族の秘密と再度訪れる記憶喪失など先の読めない展開が繰り広げられる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:一ノ瀬家の大罪 2
- 著者:タイザン5
- 発売日:2023年6月2日
- 定価:528円(税込)
- 発行:集英社
- レーベル:ジャンプコミックス
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 一ノ瀬家の大罪 1 (ジャンプコミックス)
【著者:タイザン5の別作品】
- タコピーの原罪 上 (ジャンプコミックス)
- タコピーの原罪 下 (ジャンプコミックス)
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