【レビュー】一ノ瀬家の大罪 6(完)【感想】

1.『あらすじ』


 夢から覚める方法を見つけようとする翼と颯太だったが、颯太は夢に飲み込まれてしまった。

 翼は幸せそうな家族に、夢に逃げても意味は無いと訴えかける! 

 家族のあり方を問う新時代ホームドラマ完結巻!! 読切『同人政治』『讃歌』も収録!!

引用:集英社

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 夢から覚めるためにもがき続けるつばさだったが、兄の颯太そうたが夢に飲まれてしまう。

 ここが夢の世界だということを忘れて、笑い話をし始める。

 他の家族たちも、みんな幸せそうだった。

 しかしそれに対して我慢の限界を迎えた翼は、この夢の世界の事実を口走り、テーブルをひっくり返す。

 その激情から、物語は大きく動きだした。

 この夢の世界に来てしまった理由や、原因が判明する。

 また家族それぞれの想いも、明らかとなった。

 そして、夢から覚めた一ノ瀬家。

 果たして現実の世界で、一ノ瀬家はどのような家族になっていくのだろうか。

2-2.『感想』

 今巻はとうとう一ノ瀬家が夢から覚める、最終巻となっています。

 これまで前を向き続けてきた翼君ですが、颯太君まで夢に飲まれたことで限界を迎えました。

 幸せそうな家族たちに、現実を突きつけます。

 そしてテーブルをひっくり返し、感情をあらわにしました。

 ですがその思いが伝わり、急展開を迎える訳ですね。

 あとは、父親かけるさんの宿願も判明します。

 翔さんの暗い過去も、明らかになりました。

 これは、辛いですね。

 また祖父である耕三こうぞうさんも、最後に手紙を残していました。

 そこに、想いがつづられています。

 夢から覚めた一ノ瀬家には、今後幸せになってほしいですね。 

 またこの最終巻の中盤以降には、二本の読み切りが掲載されています。

 一本目は総理大臣と財務大臣のBL漫画を描く男子大学生が、夏コミに向けて頑張る話でした。

 二本目は人類が衰退した世界で、旧人類の歴史を学ぶ少女の話ですね。

 どちらも独創的な世界観であり、個人的には二本目が面白かったです。

 こうした独特な世界観を描ける作者なので、次回作がどのようになるのか楽しみですね。  

 とうとう夢の世界から覚める最終巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:一ノ瀬家の大罪 6
  • 著者:タイザン5
  • 発売日:2024年3月4日
  • 定価:528円(税込)
  • 発行:集英社
  • レーベル:ジャンプコミックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 一ノ瀬家の大罪 1 (ジャンプコミックス)

  • 一ノ瀬家の大罪 2 (ジャンプコミックス)

  • 一ノ瀬家の大罪 3 (ジャンプコミックス)

 


 

【著者:タイザン5の別作品】

  • タコピーの原罪 上 (ジャンプコミックス)

  • タコピーの原罪 下 (ジャンプコミックス)

 


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