1.『あらすじ』
優等生美少女&奔放美少女。双子からの同時アプローチラブコメ!
品行方正、成績トップの同級生美少女・宇佐見。
校内で俺をライバル視して突っかかる彼女には放課後、別の顔がある。
彼女は放課後、ゲーセンで遊び、学校では想像できない無邪気な笑顔を見せるのだ。俺は宇佐見と仲良くなるため、校内では寄り添い、放課後は一緒に遊ぶ。
それぞれの場所で仲を深め、ついに……学校帰りの宇佐見から告白が!?俺も思いを受け止めて、ゲーセンから帰る彼女に想いを伝え返す。
これで彼女と両想い……と思ったら、そこにもう1人の彼女が現れて!?
「えっ、告白したの私だよ!?」
「でも…いま告白されたのは、うちだし」彼女の名前は、宇佐見千影と光莉。
じつは双子だった!?同時に告白成立してしまった結果……
双子からの提案で、まさかの両方と付き合うことに!?
時に日替わり、時に3人で。引用:ファンタジア文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
私立有栖山学院高等学校に通う主人公、高屋敷咲人。
ボッチなモブとして、クラスに溶け込んでいた。
しかし双子の美少女宇佐見姉妹と関わったことで、人生が変わっていく。
妹の宇佐見千影は、成績優秀で実力テスト一位の真面目な少女。
姉の宇佐見光莉は、天才肌で制服を着崩した不思議な少女。
双子の姉妹だが、見た目は同じでも性格は全く違う。
咲人は当初双子だとは気付かず、関わっていく。
そして別々の場所で仲良くなり、同時に惚れられていった。
また偶然が重なりひょんな出来事から、双子まとめて彼女となってしまう。
三人で付き合っていることは、当然周囲には秘密である。
そうして少しずつ交友を深めていくが、問題が発生した。
咲人の過去と関わりのある人物たちと、三人は関わることになるのであった。
果たして咲人たちは、過去を乗り越えて成長することができるのであろうか。
2-2.『感想』
この小説は双子の美少女二人と、ひょんなことから付き合うことになってしまう物語です。
双子だと気づかなかった咲人君は、妹の千影ちゃんに告白され、姉の光莉ちゃんに返事と共にキスをしてしまいました。
対して光莉ちゃんも満更ではなく、そのまま彼女になることを了承します。
ですがそれで割をくらうのは、本来告白した千影ちゃんですよね。
二人から迫られた咲人君は、どちらも傷つけたくなかったこともあり、当初はどちらとも付き合わないことを決めます。
けれども光莉ちゃんは、それなら双子まとめて彼女にしてほしいと言いました。
結果として咲人君は、双子の美少女二人とも彼女にしたという訳ですね。
両手に花とは、何ともうらやましい限りです。
それはそうとこの作品に出てくる結城市桜ノ町ですが、どこかで聞き覚えがあると思いました。
なので思い出してみると、作者様の『じつは義妹でした』にも出てきた町の名前のようです。
私はじついもの方も読んでいるので、なるほどと納得しました。
つまり、世界観が同じという訳ですね。
とあるお店の登場を鑑みるに、時代背景も近そうです。
もしかしたら今後、二つの作品のキャラクターが出会うことがあるかもしれませんね。
レーベルとイラストレーターも同じなので、可能性は十分に高いと言えるでしょう。
そのためには、続刊が出る必要がありますね。
この作品は双子とのイチャイチャだけではなく、咲人君が過去の因縁と向き合ったりもしますので、読み応えは十分です。
今後は家族関係や学校で何か起きたりと、色々楽しめそうですね。
双子がメインヒロインの作品はありそうで中々お目にかかれないので、今後とも読んでいきたいです。
双子の美少女がまとめて彼女になる物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:双子まとめて『カノジョ』にしない?
- 著者:白井ムク
- イラスト:千種みのり
- 発売日:2023年11月17日
- 定価:792円(本体720円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:ファンタジア文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
【著者:白井ムクの別作品】
- じつは義妹でした。 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~ (富士見ファンタジア文庫)
- 俺がピエロでなにが悪い! (講談社ラノベ文庫) 単行本(ソフトカバー)
コメントを残す