【レビュー】変人のサラダボウル1【感想】

1.『あらすじ』

異界の麒麟児、混迷の時代に笑顔をお届け!
貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢ったのは、魔術を操る異世界の皇女サラだった。

なし崩し的にサラとの同居生活を始める惣助だが、サラはあっという間に現代日本に馴染んでいく。
一方、サラに続いて転移してきた女騎士リヴィアは、ホームレスに身をやつしながらも意外と楽しい日々を送る。

前向きにたくましく生きる二人の異世界人の姿は、惣助のほか、鬼畜弁護士、別れさせ工作員、宗教家といったこの地に生きる変わり者達にも影響を与えていき――。

平坂読×カントクコンビがこの時代に放つ、天下無双の群像喜劇、堂々登場!

引用:小学館

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 貧乏探偵鏑矢惣助かぶらやそうすけは、ある日仕事の途中に空から美少女が降ってくる。

 その少女はサラ・ダ・オディンと名乗り、なんと異世界からやってきた皇女だという。

 最初は当然信じなかった惣助だが、魔術を直接見たことで信じざるを得なくなる。

 そして行き場のないサラは、鏑矢探偵事務所に転がり込むのであった。

 またサラの側近騎士である、リヴィア・ド・ウーディスも異世界から日本にやってくる。

 だが当初はサラを見つけることができず、ホームレスとして生活を始めることに。

 様々な不運に遭遇しながらも、リヴィアはサラを見つけるために動き出すのであった。

 そんな最中、サラは順調に現代日本に順応する。

 スマホをたくみに使い、様々な知識を吸収した。

 加えて得意の魔術で、惣助の探偵業を手伝い始める。

 そんなサラとの生活に、次第に惣助も馴染んでいくのであった。

 果たして異世界から来た美少女との生活は、惣助に何をもたらすのであろうか。 

2-2.『感想』

 この小説は探偵の惣助さんが、ひょんなことから異世界の皇女サラちゃんと一緒に暮らし始める物語です。

 他にもサラちゃんの側近騎士である、リヴィアさんも日本にやってきました。

 まあリヴィアさんは、ホームレスとしてたくましく生きていくのですけども。(^-^;

 他にも魔術を使って、探偵業をサポートする感じですね。

 といっても万能ではなく、少し便利程度な印象でした。

 また日常コメディという雰囲気でして、思わずクスリと笑ってしまう作品ですね。

 あとは作中に同じ小学館だからか、コ〇ン君ネタがよく出てきます。(笑)

 確かに惣助さんは探偵なので、相性は良いネタですね。

 他にも見た目が幼い、弁護士のブレンダちゃんが出てきます。

 何故か既視感があると思ったのですが、あとがきで『妹さえ』に出てきたキャラとは別人とのことでした。

 これは手塚治虫先生の、スターシステム的なやつでしょうか?

 個人的にはとても好きなので、良いと思います。

 それはそうとリヴィアさんがとても不憫ふびんなのですが、つい笑ってしまいました。

 ホームレスになったり、騙されてせくきゃばで働かされたり、宗教団体に連れていかれたりと、不運が続きます。

 そこをある意味運と実力で突破していくので、途中までは不安でしたが後半は安心しました。

 ちなみにせくきゃばでエッチなことはしていないので、安心してください。

 色々苦難が続いていますが、リヴィアさんには強く生きてほしいですね。

 まあ本人は凄くポジティブなので、大丈夫だと思いますが。(笑)

 またこの作品は2024年の4月から、アニメがスタートします。

 もちろん、放送が楽しみですね。

 ただ私はアニメを溜めてから一気見タイプですので、視聴するのは先になりそうですが。(^-^;

 そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。

 異世界の皇女が貧乏探偵事務所に転がり込む物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:変人のサラダボウル
  • 著者:平坂読
  • イラスト:カントク
  • 発売日:2021年10月19日
  • 定価:682円(税込)
  • 発行:小学館
  • レーベル:ガガガ文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 変人のサラダボウル@comic (1) (サンデーうぇぶり)

 


 

【著者:平坂読の別作品】

  • 妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)

  • 僕は友達が少ない (MF文庫J)

 


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