1.『あらすじ』
多脚戦車(科学)vs砂漠の大怪獣(ファンタジー)
SFゲームの拠点要塞【ザ・ツリー】ごとファンタジー世界に転生した獣人少女のイブ。彼女が人形機械(コミュニケーター)と共に異世界の生活に適応しつつあったある日、上空20kmを飛行中の偵察機に矢文が命中したとの報告を受ける。領空侵犯に対する警告に対し、イブは交渉と情報収集のための使節団の派遣を決める。その一方で地中に新たな魔物の気配を察知し、そちらへの対応にも追われることになるのだが――。
超性能なのに甘えん坊な統括AIと共にTS少女がファンタジー世界を生き抜く物語、第2弾!引用:KADOKAWA
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
テレク港街と鉄の街に対し、上手く関係を築いたイブたち。
必要物資である鉄などを手に入れて、着実に勢力を拡大していく。
また二つの街が所属している国、アフラーシア連合公国は内戦でボロボロである。
特に南部は完全に孤立していることから、イブたちは第二の要塞ブラックアイアンを建造することにした。
しかしそんな時、東にある森の国を偵察していた機体が、弓によって射られてしまう。
どうやら手紙が付いており、領空侵犯への警告のようだった。
これによってイブは森の国を警戒するとともに、一度接触してみることを決める。
加えて森の国の南部にある砂漠地帯に、イブは油田を見つけてしまう。
侵略による奪取が手っ取り早いが、イブは葛藤するのであった。
だが交易途中で立ち寄った街での領主による襲撃や、森の国外交官からの見下しを受ける。
更には大型の魔物の出現や、未だ接触していない侵略海洋国家の憂いもあった。
それゆえに、イブは重大な決断を迫られる。
果たしてイブはこの世界で平和的外交と侵略、どちらを選択するのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は森の国との接触や、油田を見つける展開になっています。
また砂漠で大型の蠍が現れて、一触即発になりました。
ですがこちらも新しく開発した、蜘蛛のような見た目の多脚戦車などで対抗します。
他にもとうとう、国との争いが始まりました。
内戦で何もかも不足している街に、素晴らしい物を積んだ交易馬車が現れれば、領主でも襲撃するみたいですね。
パライゾの面々はケモミミ美少女なので、高く売れるとも思ったようでした。
しかし、相手が悪すぎますね。
瞬く間に街はパライゾによって、制圧されました。
この事件で、物語が動いた感じがしましたね。
平和的外交は、やはり難しいでしょう。
倫理観によって、イブちゃんは躊躇っているようでしたが。
そして油田も見つかり、燃料の問題も解決に向かいます。
ですがこの油田がある場所が、森の国の領土内なんですよね。
いずれ、何かしらの問題に発展する予感がします。(^-^;
まあ油田の価値も知らないでしょうし、間に砂漠が広がっているので、しばらくは大丈夫そうですが。
それと次巻からは、国との大きな争いが起こりそうです。
パライゾも、異世界で名が広がり始めますね。
SFゲームの技術があるので、おそらく勝つとは思います。
けれども魔法や魔物がいるので、不測の事態が起きる可能性もありますね。
もしかしたら、人間の中に勇者のような超人とかがいるかもしれません。
これは、次の3巻が待ち遠しいですね。
引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
油田の発見や他国との接触が行われる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:腹ペコ要塞は異世界で大戦艦が作りたい2 World of Sandbox
- 著者:てんてんこ
- イラスト:葉賀ユイ
- 発売日:2023年10月30日
- 定価:1,540円 (本体1,400円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:エンターブレイン
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 腹ペコ要塞は異世界で大戦艦が作りたい World of Sandbox
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