1.『あらすじ』
「ゴブリン以外に用はない」
これは、小鬼を殺すだけの男が「冒険者」になることを願う物語。
「月刊ビッグガンガン」にてコミカライズ決定!!「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」
その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。
冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。
彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく。そんな彼に振り回される女神官、感謝する受付嬢、彼を待つ幼馴染の牛飼
娘。そんな中、彼の噂を聞き、森人(エルフ)の少女が依頼に現れた――。
圧倒的人気のWeb作品が、ついに書籍化! 蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー、開幕!引用:GA文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
ある日新人冒険者として、ゴブリン討伐をすることになった女神官。
同じく新人の仲間たちと共に、ゴブリンのいる洞窟へと向かった。
しかしゴブリンは弱く、数だけが多いと思われていたが、実は狡猾である。
簡単な討伐依頼だと思いきや、少しのミスからパーティは壊滅してしまう。
そして仲間たちは次々に倒れ、女神官もゴブリンの毒牙にかかると思われた時、その人物は現れた。
薄汚いボロボロの防具に身を包んだ男、ゴブリンスレイヤー。
彼は瞬く間にゴブリンを倒し、結果として女神官は生き残った。
そしてこの出来事を切っ掛けに、女神官はゴブリンスレイヤーとパーティを組み始める。
またゴブリンスレイヤーの噂を聞きつけて、妖精弓手や鉱人道士、蜥蜴僧侶がやってきた。
聞けばゴブリンスレイヤーの手を借りたいようであり、依頼を持ち掛けてくる。
当然その内容はゴブリン退治であり、ゴブリンスレイヤーは報酬のこともろくに決めず、依頼を受けるのであった。
果たしてゴブリンスレイヤーの前に現れる哀れなゴブリンは、いったい何匹になるのであろうか。
2-2.『感想』
この小説はゴブリンだけをひたすらに討伐し続ける、ゴブリンスレイヤーさんの物語になっています。
毎日のようにゴブリンの討伐依頼を受けるゴブリンスレイヤーさんは、ある日女神官ちゃんを助けました。
それを切っ掛けにソロだったゴブリンスレイヤーさんに、仲間ができます。
他にも吟遊詩人からの噂を聞きつけて、エルフちゃんやドワーフさん、ドラゴニュートさんが仲間に加わりました。
それにしてもこの作品を読むと、ゴブリンの印象が変わりますね。
大抵ゴブリンは雑魚敵で、物語の主人公が最初期に倒すものです。
この作品でも雑魚という事には変わりませんが、その違いは狡猾であるという事ですね。
数はもちろんのこと場合によっては、毒や罠によって致命的な攻撃をしてくる存在でした。
女神官ちゃんが最初に組んだ新人パーティも、舐めてかかったことでミスを連発して、やられてしまいます。
剣士君、男一人のハーレムパーティで主人公っぽい気質だったのですが、現実は悲しいですね。
またゴブリンスレイヤーさんも、幼い頃にゴブリンによってトラウマを植え付けられたようです。
それにより、ゴブリンだけを狩り続ける存在になってしまったようでした。
果たしてゴブリンスレイヤーさんの戦いが、報われる日が来るのでしょうか。
幼馴染の牛飼娘ちゃんも、ゴブリンスレイヤーさんのことを心配していました。
少なくともゴブリンスレイヤーさんのおかげで、助かった命が多いことが救いですね。
村からしても、ゴブリンの襲撃ほど恐ろしいものはないでしょう。
これからも、ゴブリンスレイヤーさんの戦いは続きそうですね。
2023年の10月から始まったアニメの二期も含めて、引き続きこの作品を読んでいこうと思います。
ゴブリンをひたすら狩り続けるゴブリンスレイヤーさんの戦いに興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:ゴブリンスレイヤー
- 著者:蝸牛くも
- イラスト:神奈月昇
- 発売日:2016年2月14日
- 定価:693円(本体630円+税10%)
- 発行:SBクリエイティブ
- レーベル:GA文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- ゴブリンスレイヤー2 (GA文庫)
- ゴブリンスレイヤー3 (GA文庫)
- ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン (GA文庫)
- ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀 上 (GAノベル)
【著者:蝸牛くもの別作品】
- ブレイド&バスタード -灰は暖かく、迷宮は仄暗い- (DREノベルス)
- モスクワ2160 (GA文庫)
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