【レビュー】転生皇子が原作知識で世界最強1【感想】

1.『あらすじ』

限界オタクにしてやりこみゲーマー・たもつが転生したのは‥まさかの5年後に処刑確定の悪役ポンコツ皇子!? でも推しキャラのケモ耳メイド・ジーナを救うために、やり込み知識と(ちょっぴり歪んだ)原作愛で無双しちゃいます!! イビってくる兄貴も卑劣なゴブリンも、原作知識でサクッと撃退!「小説家になろう」の大人気作をコミカライズ! 超痛快悪役転生×下剋上コメディ!! ラスターとジーナの出会いを描いた描き下ろし小説と、2人の日常を描いた描き下ろし漫画も収録!

引用:講談社コミックプラス

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 ある日主人公は、ディスティニースレイヤーというゲームの序盤に出てくる敵キャラに転生してしまった。

 転生先は第四皇子のラスターと肩書だけは良かったが、このままでは国の恥として処刑される運命にある。

 だが運の良いことに、ゲームの物語が始まる五年ほど前であった。

 ラスターとして転生した以上、破滅しないためにゲーム知識を駆使して成り上がる決意をする。

 また同時に、推しであった自身の従者でるジーナを救うことを目標に掲げるラスター。

 ゲームの原作通りであれば、ジーナはラスターが処刑されてしまうと、後を追うように自死してしまう。

 それだけは阻止しなければとラスターは心に誓い、早速レベルを上げることにした。

 だが、ラスターのレベルはたったの1だけしかなく、しかもメイジであるのにもかかわらず、現状魔法が使えない。

 なので、レベルの高いジーナに敵を倒してもらい、経験値を分けてもらうことにした。

 物陰に隠れながらジーナの戦闘を見守るラスター。

 このままいけば、すぐにレベルが上がると思われた……が、背後から近づいてくる敵に気が付くのが遅れる。

 幸いにも直撃は免れたが、ジーナにぶつかりお互いに体制が崩れてしまう。

 絶体絶命のピンチを迎えた二人は、果たしてこの状況を打破することができるのだろうか。

2-2.『感想』

 ゲームの悪役に転生する今作ですが、とてもコメディ色の強い漫画になっています。

 特にキャラクターの表情が時々妙にリアルになったりなど、見ていて笑ってしまいました。

 またヒロインで従者であるジーナちゃんがとても可愛らしいです。

 そして、お色気シーン満載でした。

 ギャグとエロの組み合わせが絶妙です。

 他にも、ゲーム転生ならではのバグ技がいい味を出していました。

 料理をして何故か火事の火が消えたり、武器を増やす増殖バグなど、今後どのようなバグ技が炸裂するのか楽しみです。

 そしてこの巻では、転生からレベル上げのためにダンジョンに行き、ゴブリンを倒すまでが描かれていました。

 全体の流れが早いとは言えませんが、それ以上に内容が濃いです。

 ものすごく濃いので、展開以上に読んだ感がしました。

 ゲームの悪役に転生してバグ技を駆使しながら、自身と推しキャラの破滅を回避することを目指す物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:転生皇子が原作知識で世界最強(1)
  • 原作:相野仁
  • 漫画:小田童馬
  • 初版発行:2022年09月08日
  • 定価:726円(本体660円)
  • 発行:講談社
  • レーベル:KCデラックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 転生皇子が原作知識で世界最強(2) (KCデラックス)

 


 

【著者:相野仁の別作品】

  • 無駄飯食らい認定されたので愛想をつかし、帝国に移って出世する 1 ~王国の偉い人にはそれが分からんのです~ (ヤングジャンプコミックス)
  • 社畜、ダンジョンだらけの世界で固有スキル『強欲』を手に入れて最強のバランスブレーカーになる 1 ~会社をやめてのんびり暮らします~ (ヤングジャンプコミックス)
  • ネクストライフ 1 (ヒーロー文庫)
  • 日常ではさえないただのおっさん、本当は地上最強の戦神 (角川スニーカー文庫)

 


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