【レビュー】バーサス(1)【感想】

1.『あらすじ』

天敵“魔族”の台頭と侵攻により、人類が虐げられ続けて数百年。
世界は“大魔王”と、その配下である47体の“魔王”により支配されていた。
人々は怯えて暮らしながらも、世界中から選び抜かれた47人を“勇者”と名付け、魔王軍に対抗すべく準備を進めていた。
そして今、人類の存亡を懸けた決死の作戦が始まろうとしていた―――。

引用:講談社コミックプラス

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 魔族の存在により生存を脅かされていた人類は、大魔王と47人の魔王に対抗して47人の勇者を用意した。

 王の命により、大魔王と魔王たちを倒すために勇者たちが動き出す。

 そして勇者の中の一人である第11勇者ハロゥは、半年後に仲間の勇者たちが次々に打ち取られている事実を知った。

 しかしそれでも止まることはできず、第11魔王ジャチに挑んだハロゥとその仲間たち。

 だが残酷にも第11魔王ジャチの手により、仲間は全滅してハロゥ自身も片腕を失う重傷を負ってしまう。

 それでも運よく生き残ったハロゥの元に、偶然兄であるゼイビィが現れた。

 聞けば大魔王たちを倒すために、別の世界から助けを呼ぶための召喚を行うのだという。

 そして実際に召喚に成功して、別世界の異なる歴史を歩んだ人類を召喚した。

 これによって人類は救われると誰もが思ったが、現実は甘くない。

 召喚された人類も同様に、天敵の存在によって滅亡の危機にひんしていた。

 加えて召喚された人類は一つではなく、いくつもの人類が召喚されている。

 だが最悪なことにその全てが、”人類の天敵”によっておびやかされていた。

 もはや人類の生存は絶望的な状況におちいるが、ハロゥの一言によって風向きが変わる。

 人類に倒せないのであれば、天敵同士を争わせればいい。

 それに気が付いた人類は、一致団結して作戦を練るのであった。

 果たして人類は、滅亡から逃れることができるのであろうか。

2-2.『感想』

 この漫画は人類の天敵を倒してもらうために別の世界の人類を召喚したら、その人類も天敵によって滅亡しそうになっていたというストーリーになっています。

 主人公ハロゥさんの世界の天敵は魔族であり、大魔王と47の魔王が人類を脅かしていました。

 人類の希望となる47人の勇者が立ち向かいましたが、結果は惨敗してしまいます。

 なので他の世界から異なる歴史を歩んだ人類を召喚して、助けてもらおうとした訳ですね。

 ここで普通の異世界転生ものであればチートキャラが召喚されますが、この漫画では違います。

 召喚された人類も天敵により滅亡の危機に瀕しており、助けを求めているようでした。

 しかも召喚された人類は複数であり、当然天敵もその数だけ増えます。

 天敵は魔族・ロボット・パラサイト・巨人族・大怪獣・宇宙人・大自然・新人類・神・呪い・ゲーム・人間・世界樹と多岐にわたりました。

 助かるために召喚したはずが、逆に大ピンチを招いた訳ですね。

 天敵一つでも滅亡しそうなのに、これだけ天敵が増えれば絶望しかありません。

 しかしハロゥさんが天敵同士をお互いに戦わせてはどうかと提案したことで、希望が生まれます。

 人類は滅亡しないために一丸となって、天敵同士を戦わせるための策を練り始めました。

 今後どのようにして天敵同士を戦わせるのか、とても気になりますね。

 次巻の発売が今から楽しみです。

 人類が天敵から生き残るために他の世界の人類を召喚したけど、その世界の人類も天敵によって滅亡しそうになっていた物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:バーサス(1)
  • 原作:ONE
  • 作画:あずま京太郎
  • 構成:bose
  • 発売日:2023年4月7日
  • 定価:定価:748円(本体680円)
  • 発行:講談社
  • レーベル:シリウスKC

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

【著者:ONEの別作品】

  • ワンパンマン 1 (ジャンプコミックス)
  • モブサイコ100 (1) (裏少年サンデーコミックス)
  • REIGEN ~霊級値MAX131の男~ (裏少年サンデーコミックス)

 


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