1.『あらすじ』
テンペスト開国祭を開く一つの理由として、
ジュラの大森林に住まう魔物たちとの謁見の場を設けたかったリムル。
懐かしい顔ぶれが訪れたりと、つつがなく進む謁見式だったが、
世間知らずで力自慢な種族や、ある魔王の息子を名のる者たちの登場により、
現場は一触即発の事態に!?引用:講談社コミックプラス
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
開国祭を前にして、ジュラの大森林に住まう魔物たちとの謁見の場を設けるリムル。
そこには各種族の代表たちがやって来るが、中には訪れた魔物同士で因縁がある者たちもいた。
当然仲が悪く、血気盛んで自分たちの方が優れていると言い争いを始める。
リムルはそれに対して、心の中で中ボスに丁度よさそうだと考えていた。
そうした中、突如としてとある魔王の息子たちがテンペストにやって来る。
どうやらリムルのことを舐めているようで、挑発的であった。
それを黙ってみていられなかったシオンは、その者たちにお灸を据える。
結果的にこれが功を成し、謁見式でいがみ合っていた魔物たちもおとなしくなるのであった。
次に後半では勇者マサユキとその一行が、魔王リムルの討伐を目指していることを知る。
どうやらマサユキは異世界転移者のようであり、ユニークスキルによって瞬く間に勇者へと上り詰めていた。
しかしこれらは全てマサユキの意思とは関係なく、気が付けば勇者になり魔王リムルを討伐することになっていたのである。
マサユキ本人にはどうすることもできず、流されるがまま開国祭へとやってきた。
そしてマサユキはリムルと出会い友好的に挨拶を交わそうとするも、攻撃的なお供によって面倒な事態へと発展してしまう。
なんと開国祭で開催される武道大会でマサユキが優勝をした後に、リムルと戦う約束がなされてしまった。
マサユキはそれに対して、焦ったように返事をするだけである。
果たして勇者マサユキは、この困難を乗り越えることができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は開国祭前の準備と、マサユキ君が勇者へといつの間にか成り上がっていく展開です。
開国祭を前にして、各魔物の代表と謁見の場を設けたリムル様。
新しく傘下に入る者たちや、これまで忠誠を誓っていた者たちがやってきます。
結果として途中で問題が起きつつも、何とか乗り切りました。
また今巻では、勇者マサユキ君について語られています。
マサユキ君はある日突然異世界に転移したようであり、ユニークスキルによっていつの間にか勇者になってしまいました。
本人は弱いのですが、周囲が様々な勘違いをし続けた結果ですね。
そして、何故かリムル様を討伐することになっていました。
勇者のお供たちも、それに乗り気な感じです。
マサユキ君本人は、友好的に接したいと考えていました。
ここまでの流れは全てユニークスキルのもたらした結果ですが、不憫としか言いようがありませんね。
それはそうと、マサユキ君はとある美人を見かけた直後に転移したのですが、その美人はおそらくあの方の可能性が高いでしょう。
これはweb版を最後まで読んでいると分かります。
ですが小説書籍版は、既にweb版とは大きく変わっているので、どうなるのかは不明ですね。
小さな伏線なので完結後に思い出すと、『ああ、あの時のはそういうことだったのか!』となります。
まあ、普通に私の勘違いの場合もありますが。(笑)
話が脱線しましたね。
という訳でマサユキ君は今後とも苦難の連続になるのですが、リムル様に会えたのは幸運でしょう。
次巻では何故幸運なのか、おそらく分かるはずです。
開国祭も始まりますので、とても楽しみです。
ダンジョンのお披露目もされると思うので、目が離せませんね。
引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
開国祭の最終準備とマサユキ君が勇者になるまでの勘違い劇が描かれる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:転生したらスライムだった件(24)
- 原作:伏瀬
- 漫画:川上泰樹
- キャラクター原案:みっつばー
- 発売日:2023年9月8日
- 定価:759円(本体690円)
- 発行:講談社
- レーベル:シリウスKC
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 転生したらスライムだった件(1) (シリウスKC)
- 転生したらスライムだった件1 (GCノベルズ)
- 転生したらスライムだった件 最強のスライム誕生⁉(上) (かなで文庫)
- 転生したらスライムだった件 クレイマンREVENGE(1) (シリウスKC)
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