【レビュー】モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 2【感想】

1.『あらすじ』

少年は(全く望んでいないのに)最強の王へと成り上がる
たった一つの勘違いから始まる狂食英雄伝、開幕!

大国撃破の熱狂が冷めやらぬファルーン王国。
そこにドルセンが誇る五天位の一人、「狂乱の皇女」カーミラが単身乗り込んできた。

その眼前に立ちはだかったハンドレッドの剣術指南役・ヤマトは、戦いの最中に「この方はマルス王が娶るのがふさわしい」と思いつく。

当然の如くマルス以外の意見は全員一致し、フラウとカーミラによる「正妃の座をかけた頂上決戦」の舞台は着々と整っていくのであった――。

引用:GC NOVELS

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 大国ドルセンに勝利したファルーン王国。

 しかしそのドルセンから、五天位の一人である”狂乱の皇女”カーミラがやって来る。

 どうやら力さえあれば、ファルーンの王座を奪えると考えたようだった。

 だが王城に来たカーミラの前に、剣術指南役でハンドレット序列四位のヤマトが現れる。

 結果として戦うことになり、カーミラはヤマトに敗れてしまう。

 けれどもその才能を見たヤマトは、カーミラはマルスがめとるのにふさわしい存在と判断した。

 そうしてカーミラは、マルスの嫁になる。

 ドルセン側も和解を模索していたので、ちょうどいいと了承した。

 しかしカーミラは自分こそが正妃に相応しいと考え、現正妃のフラウに決闘を申し込む。

 それに乗り気なフラウは、カーミラの提案を受け入れて戦うことになるのであった。

 果たしてマルスの正妃の座は、どちらのものになるのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻はドルセンから狂乱の皇女カーミラちゃんがやってきて、新しいお嫁さんになる展開です。

 しかし自分より弱い者の下につきたくないとのことで、フラウちゃんと正妃の座をかけて戦うことになりました。

 また後半では追加で嫁(強いことが前提)を募集した結果、歴戦の女性たちが集まってきます。

 その中にはなんと、十年ぶりに師匠であるカサンドラさんの姿もありました。

 見た目は十年前と変わらず、若いままです。

 どうやらそれについては、驚くべき事実があるようですね。

 他にもドルセンの先にある国々が活発になり、軍事行動を起こします。

 結果的にカーミラちゃんを嫁にしたことで、思わぬ展開を迎えました。

 ファルーンは今後、戦乱に巻き込まれるのはもはや必然ですね。

 それと戦記ものでもあるので、時の流れが早いです。

 一~二年はあっという間に過ぎました。

 跡継ぎも出来て、ファルーンも安泰ですね。

 あとは三巻を出せるのは決まっているようですので、発売が待ち遠しいです。

 売れ行き次第では、四巻も見えてきますね。

 とても面白い作品なので、長く続いてほしいです。

 またギャグパートも面白く、マルス君はもうモンスターの生肉しか食べられない運命なのでしょう。
 (^-^;

 本人は美味しい料理を夢見ていますが、周囲がそれを許しません。

 というよりも、マルス君がモンスターの肉以外を食べることなどありえないと、そう考えているようです。

 モンスターの肉が不味く毒があるのは置いておいて、栄養バランスの方が気になりますね。(^-^;

 今後マルス君が、モンスターの生肉以外を口にする日は来るのでしょうか。

 引き続き、この作品を読んでいこうと思います。

 ドルセンの狂乱の皇女が新たな嫁に加わり正妃の座をかけて戦う今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 2
  • 著者:駄犬
  • イラスト:芝
  • 発売日:2024年01月19日
  • 定価:825円 (本体750円+税10%)
  • 発行:マイクロマガジン社
  • レーベル:GCN文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 (GCN文庫)

 


 

【著者:駄犬の別作品】

  • 誰が勇者を殺したか (角川スニーカー文庫)

 


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