1.『あらすじ』
リオンに暗殺指令!?
始まる破滅へのカウントダウン復活した新人類の切り札、知能を持つ要塞『アルカディア』。
その傀儡となった帝国は、旧人類の末裔である王国を滅ぼすべく、留学中のヘリングにリオンの暗殺を命じる。
それを察したリオンは、自身の進むべき道に葛藤する。
このまま帝国との戦争に突入するか、親類縁者を引き連れ宇宙へと逃げるか。
リオンの下した決断は……。引用:GC NOVELS
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
ラーシェル神聖王国との争いも終わり、リオンたちは現在学園祭を楽しんでいた。
来年度は既に卒業しているため、これが最後の学園祭である。
リオンは友人たちと共に、ドーナツの屋台を開いていた。
ルクシオンの指示のもと作っているので、素人にしては完成度は高い。
しかしそんなささやかな幸せも、ヴォルデノワ神聖魔法帝国の皇帝が変わったことにより終わりを告げる。
新人類の切り札であった要塞、アルカディアが帝国を陰から操っていた。
そしてリオンを邪魔に思っているのか、留学中のフィンを使って暗殺を企てる。
結果として生き延びたリオンであったが、そこでアルカディアの存在を知ってしまう。
加えて移民船であるルクシオンでは、アルカディアに勝てる可能性は限りなく低かった。
ルクシオンはリオンに対して、親しい者を連れて宇宙に逃げることを提案する。
リオンは様々な葛藤の中で、逃げるか戦うかの選択を迫られるのであった。
果たしてリオンは、どのような選択をして行動に移すのであろうか。
2-2.『感想』
この巻では帝国に新人類の切り札であるアルカディアが現れて、リオン君の命を狙う展開になっています。
これまで数多くの敵をルクシオンと乗り越えてきたリオン君ですが、今回は勝率が限りなく低い相手でした。
移民船のルクシオンでは、要塞であるアルカディアには勝ち目がほとんどありません。
それによりルクシオンは、リオン君に宇宙へと逃げることを提案します。
ですがその代わり、王国の人々は当然滅ぶことになるようでした。
そのことでリオン君は、大いに悩むことになります。
今巻は様々な葛藤の中で仲間たちとぶつかり合い、また協力をする感じですね。
次巻に向けた準備回とも言えます。
この葛藤があるからこそ、次巻が盛り上がると言えるでしょう。
これまでの仲間たちや知人たちが、次々に集まってきます。
正に最後の戦いですね。
どう考えても苦しい戦いになりますが、リオン君の安全を祈っています。
それに加えて、web版とどのような違いになるかも気になるところですね。
web版も感動したのですが、別の感動やハッピーエンドを見たい気持ちもあります。
どちらにしても、今から続きが気になって仕方がありません。
それはそうと、マリエちゃんのイラストがとても可愛かったです。
これは、同時期に発売されたマリアちゃんルートの2巻を先に読んだ影響でしょうね。
また今巻のアンケートから、マリアちゃんルートの続きも読みました。
いやはや、いろんな意味でヤバいですね。
この12巻でのルクシオンの気持ちと、マリアちゃんルートのルクシオンの考えが違い過ぎて驚きました。
なんかマリアちゃんルートの方が、絶望感が強い気がします……。(^-^;
マリアちゃんルートの方も終わりが近そうなので、どちらもハッピーエンドであることを切に願います。
新人類の切り札である要塞アルカディアに狙われたリオン君が様々な葛藤の中で成長する今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 12
- 著者:三嶋与夢
- イラスト:孟達
- 発売日:2023年7月31日
- 定価:1,320円 (本体1,200円+税10%)
- 発行:マイクロマガジン社
- レーベル:GCノベルズ
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 1 (GCノベルズ)
- あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です 1 (乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です マリエルート)
- 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 01 (ドラゴンコミックスエイジ)
- 乙女ゲー幼稚園はモブに厳しい幼稚園です 1 (ドラゴンコミックスエイジ)
【著者:三嶋与夢の別作品】
- 俺は星間国家の悪徳領主! 1 (オーバーラップ文庫)
- セブンス 1 (ヒーロー文庫)
アルカディアって要塞型だったとは、、
それは移民船では勝て無いですね。
コメントありがとうございます。
みたいですね。(^-^;
この強敵にどう立ち向かうのか、とても気になりますね。