1.『あらすじ』
わしかわいい!
美少女転生ファンタジー!!(相手が相手じゃからな、全力を超えていくしかないじゃろう!)
犯罪組織『イラ・ムエルテ』の本拠地を特定するべく、
最高幹部の最後の一人であるイグナーツを捕えようと
アトランティス王国の将軍「名も無き四十八将軍」がヒルヴェランズ盗賊団の拠点に乗り込む。数千人にも及ぶ盗賊団との戦闘が始まる一方で、
ミラは仲間達と再会を果し最終決戦に向けて、作戦会議を開く。ミラたちは犯罪組織『イラ・ムエルテ』の本拠地を見つけ出し殲滅することが出来るのか……!?
引用:GC NOVELS
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
犯罪組織イラ・ムエルテの最高幹部も、残り一人になった。
現在捕まっていないのは、ヒルヴェランズ盗賊団を率いているイグナーツのみである。
数千人規模の盗賊団であり、並の国家では手出しができない。
しかしそれに相対するのは、アトランティス王国の将軍「名も無き四十八将軍」である。
更にそれに呼応して周辺諸国が兵を出したことで、総数は一万に達した。
数でも質でも上回ったことにより、イグナーツは追い詰められていく。
そして結果的に、イラ・ムエルテの本拠地を見つけ出すための術具が揃う。
ミラたちはその術具を使って場所を特定すると、敵の本拠地へと向かうのであった。
加えて戦力は、ミラを含めて元プレイヤーが十二人にも及ぶ。
当初は余裕だと思われた戦力だったが、敵の本拠地には想像を超えるものが待ち受けているのであった。
果たしてミラたちは、犯罪組織イラ・ムエルテを打倒することができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻は元プレイヤーたちと共に、犯罪組織イラ・ムエルテの本拠地に乗り込む展開になっています。
残る最高幹部も倒して、必要な術具が全て揃いました。
それによって、敵の本拠地が判明します。
乗り込むメンバーもミラちゃんを含めて、元プレイヤーが十二人にも及びました。
このメンバーなら、誰が相手だろうと負けることは無さそうです。
しかし実際に乗り込んでみれば、激戦に次ぐ激戦でギリギリの展開でした。
これは、一歩間違えれば全滅の可能性もありましたね。
ミラちゃんがいなければ、特にまずかったでしょう。
軍勢はこういう時、ものすごく頼りになりますね。
また九賢者も八人参加していたこともあり、とても豪華でした。
ちなみに名も無き四十八将軍からは三人、十二使徒からは一人参加となっています。
このメンバーで苦戦する相手だったので、今巻の大部分は敵本拠地での戦いになりました。
けれどもそんな中で、個人的に面白かった部分もあります。
それは、十二使徒であるノインさんの葛藤ですね。
ミラちゃんの見た目がドストライクなのにも関わらず、中身が男なのでとても頭を悩ませます。
しかし度々訪れるミラちゃんの無防備な姿に、ある意味ダメージを蓄積させていきました。
このノインさんの気持ちは、個人的に凄くわかります。(^-^;
TSものに初めて触れた時、私も似たような感じになりました。
ですが数多くのTS作品に触れていく内に、私は慣れていきます。
そして悟りを開きました。
可愛いものは可愛い。
TSはTSで良いものだ。
中身のことは忘れる。脳内で分離する。
私は目の前にいるキャラクターの中身など見えていない。
見えているのは、可愛らしいキャラクター。それだけなのだから。
するとTSもののキャラクターも、普通に受け入れられます。
話しが脱線しましたね。(^-^;
つまり何が言いたいのかというと、ノインさんもいずれ受け入れられるようになるということです。
その兆候は、今巻にもありました。
私はTSキャラが男を翻弄する展開が好きなので、今後ノインさんがどうなるのか非常に楽しみです。
ちなみに今巻の挿絵は、ミラちゃんのサービスシーンが多かったですね。(笑)
そういうわけで引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
十二人の元プレイヤーたちで敵の本拠地に乗り込む今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:賢者の弟子を名乗る賢者 19
- 著者:りゅうせんひろつぐ
- イラスト:藤ちょこ
- 発売日:2023年8月30日
- 定価:1,320円 (本体1,200円+税10%)
- 発行:マイクロマガジン社
- レーベル:GCノベルズ
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 賢者の弟子を名乗る賢者 1 (GCノベルズ)
- 賢者の弟子を名乗る賢者 THE COMIC 1 (ライドコミックス)
- 賢者の弟子を名乗る賢者外伝~ミラと素敵な召喚精霊たち~ 1 (ライドコミックス)
- 賢者の弟子を名乗る賢者~マリアナの遠き日~ 1 (ライドコミックス)
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