1.『あらすじ』
現代をモチーフにした和製RPG『ネオンライト』。
そのゲームに人生を費やし、何度も周回するほど愛した俺は、
今まさにその夢の舞台に立って――いや、転生していた。
転生したキャラは、会話の中ですら一度も見たことのない、
くたびれたサラリーマン風の青年『ルクス』。ゲームバランス
が崩壊しないか不安になるような、強キャラだ。
愛するゲームのシナリオを壊さないよう、ひっそりと暮らして
いたにも拘らず……死ぬはずのキャラを救ったり、本来の主人
公以上にラスボスに一目置かれたり――どうしてこうなった!?
設定外のキャラが無自覚無双!? 新感覚、異世界ファンタジー!引用:ザ・スニーカーWEB
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
”ネオンライト”という、和製RPGゲームの世界に転生した男。
しかし転生先は、ゲームに全く関係のないモブキャラルクスだった。
加えてルクスはくたびれたサラリーマンであり、転生したのにもかかわらずブラック企業で酷使されている。
だがそんなルクスだったが、実はとてつもない強者であった。
けれどもそれを活かせず、今日も働いている。
またいつかブラック企業を抜け出そうと、お金を貯めるため休日警備のバイトを始めた。
しかしそこで、思わぬハプニングに出会う。
何者かが襲撃しに来たのだ。
それを返り討ちにして奥へと進むと、そこには驚くべきものが存在していた。
なんとゲームシナリオで死亡するはずだったボスキャラの片割れ、タナトスという美少女が囚われていたのである。
ルクスはそれを救い、自宅へと連れ帰った。
するとその死亡すはずだったボスキャラ、リヴィアもやってくる。
二人の美少女の囲まれながら、ルクスは生活をすることになった。
だが結果として、それを切っ掛けに少しずつゲームのシナリオが崩壊していく。
次第に様々な人物に注目され始めるルクスは、果たして今後どのようなことを起こすのであろうか。
2-2.『感想』
この小説は好きだったゲーム世界に転生したら、モブの強キャラになっていた展開です。
ブラック企業の社畜として働くルクス君ですが、実はラスボスとも渡り合えるほどの強キャラでした。
本人はゲームのシナリオを崩壊させないようにしていましたが、気が付けば悪龍の美少女を助けます。
結果として二人の美少女と生活する中で、次第に物語に関わっていく感じですね。
またいつの間にか、第三勢力になっていました。
現状ゲームの主人公よりも強い強キャラに、悪龍の二人がいればそうなっても仕方がないです。
ちなみに悪龍の二人はルクス君に感謝しており、助けられてタナトスちゃんは、メロメロな感じですね。
リヴィアちゃんもタナトスちゃんを助けてもらったことに感謝しており、それなりに意識しています。
一つ屋根の下で、これから何が起きるのか楽しみですね。
ちなみに今巻では水着姿になって、一緒にお風呂に入ろうとしました。
ルクス君はまだそういった感情を二人に向けていないので、中々に歯がゆいですね。
ブラック企業で酷使されているので、性欲が減衰しているのかもしれません。(^-^;
またゲームの主人公側のトップである美少女、セブンちゃんとも関わります。
セブンちゃんは見た目こそ中学生ですが、年齢は成人済みだそうですね。
ルクス君の実力を高く評価しており、脅威にも思っています。
現状は中立的ですが、次巻以降どのように関わるのか要チェックですね。
あとはゲーム世界のラスボスにも、ルクス君は目を付けられます。
未知数と呼ばれ、ある意味興味深いと気に入られました。
しかし仲良くという感じはしませんので、今後も厄介ごとに巻き込まれそうですね。
そしてルクス君が何故そこまで強いのか、その部分が気になります。
体質や血筋的なことは少し出るのですが、謎が多いですね。
ルクス君の過去も、いずれ語られるのでしょうか。
いろいろと気になりますね。
物語に一切関係ないモブ強キャラに転生したけど気が付けば関わり始める展開に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:物語に一切関係ないタイプの強キャラに転生しました
- 著者:音々
- イラスト:Genyaky
- 発売日:2024年2月1日
- 定価:748円(本体680円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:角川スニーカー文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 物語に一切関係ないタイプの強キャラに転生しました2 (角川スニーカー文庫)
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