【レビュー】拳奴死闘伝セスタス 11【感想】

1.『あらすじ』

“神速”アドニスと“導師”カーメスの激闘が終わり、ついに四強が決定。
準決勝第一試合でセスタスはギデオンと激突することとなる。
今大会随一の破壊力を持つ難敵に対して勝ち気を失ってしまったセスタスに、師・ザファルがかける言葉とは――?
セスタスシリーズ第2部、逆境の第11巻!!

引用:白泉社

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 皇帝ネロによって開かれた闘技際にて、四強を決める最後の試合が行われた。

 相対するのは神速のアドニスと、導師カーメスである。

 どこか余裕そうなアドニスに対して、カーメスは必死に喰らいつく。

 結果として試合は驚くべき展開へと向かうのであった。

 その後四強がそろい、準決勝が行われる。

 まず最初に行われるのは、拳奴セスタス対鉄血の破壊者ギデオンだった。

 しかしセスタスは前夜、ギデオンにやられる悪夢にうなされていたのである。

 ゆえにどこか怯えが入ってしまったのか、実力が発揮できない。

 だが同時に師匠であるザファルに、とある言葉を貰っていた。

 ギデオンに追い詰められながらも、セスタスの中で意識が変わる。

 そして本来の力を取り戻したセスタスは、強敵ギデオンに挑むのであった。

 果たしてセスタスはギデオンに勝利して、決勝戦へと進むことができるのであろうか。

2-2.『感想』

 今巻では闘技際で四強がそろい、準決勝の途中まで描かれています。

 主人公のセスタス君は、鉄血の破壊者ギデオンさんと戦うことになりました。

 ギデオンさんは剛打の巨人殺しの異名も持っており、繰り出される”破城の右”は簡単に人体を破壊します。

 なのでセスタス君は悪夢も見たこともあり、勝てる自信を失ってしまいました。

 これには読んでいて『今度こそ負けるのではないか?』と一瞬考えてしまった次第です。

 しかし師匠であるザファルさんの言葉を聞いたことで、読者である私自身も希望が見えました。

 ですが言葉を貰っても、本番で急に恐怖を克服できる訳ではありません。

 セスタス君は案の定恐怖心の表れにより、ピンチを迎えてしまいます。

 そこからどうにかして恐怖心を乗り越えていくというのが、今巻の流れですね。

 とても良いところで終わっているので、早く続きが読みたいです。

 12巻の発売は……一年半後くらいでしょうか?

 どうやら二カ月に一回の連載のようなので、これは気長に待つしかないですね。

 そういえば、私はこの作品をアニメを見たことで出会いました。

 古代ローマの拳闘士の試合は見ていて面白く、勉強にもなりますね。

 セスタス君も初期のころと比べると、ものすごく強くなっています。

 闘技際でも試合ごとに成長しており、この11巻でも成長しました。

 ぱっと見相手と比べて強そうには見えませんが、強敵を乗り越えていく姿には爽快感があります。

 12巻、本当に待ち遠しいですね。

 四強がそろった闘技際にて準決勝へと挑むセスタス君の活躍が気になる方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:拳奴死闘伝セスタス 11
  • 著者:技来静也
  • 発売日:2023年5月29日
  • 定価:660円(本体600円+税10%)
  • 発行:白泉社
  • レーベル:ヤングアニマルコミックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 拳奴死闘伝セスタス 1 (ヤングアニマルコミックス)
  • 拳奴死闘伝セスタス 2 (ヤングアニマルコミックス)
  • 拳奴死闘伝セスタス 3 (ヤングアニマルコミックス)
  • 拳闘暗黒伝セスタス 1 (ヤングアニマルコミックス)

 


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