1.『あらすじ』
史上最強の貴族、爆誕。”高貴たる者の責務”を果たす王道ファンタジー!
史上最強の貴族、爆誕。
「――また貴族に産まれてしまったんだが……」
旧華族・銀条家の落ちこぼれだった銀条余一はある日、現実世界から消え去り――目覚めたら田舎貴族に転生していた!
家柄に執着していた前世の両親と異なり、貴族として正しい在り方を貫く今の両親に愛情を注がれた結果、今度は立派な貴族になることを決意。
さらに、史上初の四重奏――通常は一つである魔力の源・【魔核】を四つ備え、膨大な魔力量を誇る規格外の存在だと判明!
大貴族の令嬢から気に入られたり、国を救う英雄と期待されたりと領地を超えて活躍し始めて――!
”高貴たる者の責務”を果たす王道ファンタジー、開幕!引用:ファンタジア文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公のルシウスは、ドラグオン男爵家に転生を果たした。
しかし前世では旧華族の銀条家で育ち、家柄に執着する両親に行き過ぎた教育を施される。
それにより貴族という特権階級に、強い不信感を抱いていた。
けれども両親は前世の両親とは違い、ルシウスへ確かな愛情を注ぐ。
次第にルシウスも、考えを改めていくのであった。
またこの国の貴族は授魔の儀という、激痛を伴う儀式を生後一か月の赤子にする義務がある。
ルシウスもその激痛を当初は、謎の宗教に入れ混む両親からの虐待だと思っていた。
だがこの儀式により、ルシウスに魔核が宿る。
加えて暇を持て余していたルシウスるは、それを操作して知らず知らずのうちに魔力を増やしていく。
結果として魔力の源である魔核が四つまでに増え、魔力も激増する。
そして三歳の時に鑑定の儀が行われ、ルシウスは史上初の四重奏として王様にも注目されるのであった。
更に王様から、王家の紋章が刻まれた剣を下賜される。
しかしそれによって、四大貴族で侯爵令嬢であるオリビアにライバル視されるのであった。
また魔物を従えるため、数年後にはオリビアも含めて森へと入り込む。
だがそこで思わぬ事態が発生してしまい、ルシウスは邪竜と戦うことになるのであった。
果たしてルシウスは、この危機をどう乗り越えるのであろうか。
2-2.『感想』
この小説は男爵家に転生したルシウス君が、史上初の四重奏になって邪竜と戦うことになってしまう展開です。
前世の記憶から、貴族嫌いだったルシウス君。
けれども今世では優しい両親と出会い、将来の男爵として立派になることを目指します。
赤子の時から魔核を鍛えていたので、潜在能力はずば抜けている感じですね。
どうやらそれで魔核が合計四つに増えたことで、史上初の四重奏になりました。
ですが魔核を埋め込む授魔の儀というのは、魔核を増やすほど赤子の死亡率が跳ね上がるようですね。
なので四つまで増やすと、普通は生き残れないみたいです。
それが、史上初の理由でした。
ゆえに、両親が周囲から外道だと思われてしまいます。
これはどうにかして、払拭したいところですね。
ちなみに魔核の役割は、魔物と契約するために必要とのことでした。
また魔核の等級によって、契約できる魔物の等級も変わるみたいです。
ルシウス君はその全てが第一級まで育ちましたので、今後どのような魔物を手に入れるのか実に楽しみですね。
更に今巻では邪竜と戦うことになり、大変盛り上がる展開でした。
そして正に物語の始まりという感じでして、次巻からは本格的にルシウス君が活躍していくと思われます。
これは、次の二巻が待ち遠しいですね。
それとヒロインのオリビアちゃんとの関係も、いったいどうなっていくのでしょうか。
少しツンツンしていて暴走気味ですが、これからの成長に期待ですね。
もちろんルシウス君の今後の活躍にも、目が離せません。
そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
男爵家に転生したルシウス君が史上初の四重奏と認定される今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:男爵無双 貴族嫌いの青年が田舎貴族に転生した件
- 著者:水底草原
- イラスト:Noy
- 発売日:2024年3月19日
- 定価:770円(本体700円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:ファンタジア文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
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