【レビュー】「もう‥‥働きたくないんです」冒険者なんか辞めてやる。今更、待遇を変えるからとお願いされてもお断りです。僕はぜーったい働きません。 1【感想】

1.『あらすじ』

何があっても“ぜーったい働かない”、無職無双ハッピーライフ!

E級冒険者のエクスはギルドで5年間こき使われ、ある日決意した。「こんな仕事、辞めてやるっ!」初級魔法しか使えないと侮られていたエクスだが、実はその魔法にはある秘密があって…。脅されても頼まれても、もう遅い。「僕はもう、ぜーったい働きません!」

引用:SQUARE ENIX

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 冒険者ギルドから指名依頼を日々受けていた主人公のエクス。

 毎日休まず、与えられた仕事をこなし続けていたが、あまりのブラックさに力尽きて無断欠勤してしまう。

 そうしてギルドマスターから初級魔法しか使えない欠陥けっかん魔法使いとののしられ、ランクを一番下のFランクにされてしまった。

 安い賃金で過酷な労働を半ば強制されていたエクスは、それにより色々と限界を迎え、冒険者を辞めることを決意する。

 これまでの報酬を中抜きして甘い蜜を吸っていたギルドマスターは、その言葉に焦りエクスを引き留めた。

 しかしもうどうでもいいと、構わず冒険者ギルドを後にしようとするエクス。

 だが、受付嬢から涙ながらに今日の分だけは依頼を受けてほしいと、懇願こんがんされてしまう。

 エクスは仕方がないと、最後にその依頼を受けることにした。

 受けた依頼は三つであり、どれも困難でありながら、エクスの報酬はたったの小銀貨七枚。

 これは、一般冒険者の昼飯代程度だった。

 そうして無事に依頼を終えたことで、晴れて自由の身になったエクス。

 冒険者たちも、エクスが辞めたことを馬鹿にすることはあっても、惜しむことは無かった。

 そう、この時は。

 魔法を初級魔法しか使えないエクスだが、効果時間を長時間持続させることができる。

 その恩恵を受けていた者たちは今後エクスがいなくなったことで、どんどん落ちぶれていくのであった。

2-2.『感想』

 実はすごい力を持っているエクス君ですが、周囲はそれに気が付かず不当に扱ってきました。

 ブラック労働を強いられたエクス君は、そうして力尽きてしまいます。

 エクス君はこれまで、領主の城で一か月溶けない氷や、消えない光源を作ったり、画期的な魔道具を作ったりしていました。

 他にも、警備隊の代わりに現れるモンスターを討伐しています。

 もちろんこれだけではありませんが、その全てを辞めて自由になったわけですね。

 いやはや、この地獄から解放されれば、そりゃもう働きたくないと思うわけです。

 私なら、うつ病になって生活がままならなくなるでしょう。

 そう考えると、精神が擦り切れる前に辞職したのは英断でしたね。

 依頼をしてきた人物や、こき使っていた者たちは、エクス君の実力を正確に評価していませんでした。

 しかし、身近な人たちはエクス君の凄さを分かっており、温かく迎えてくれます。

 今後、エクス君が十分休み、新たなスタートを切る事を願います。

 ブラックな労働環境から解放され、自由に生きる異世界ファンタジーに興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:「もう‥‥働きたくないんです」冒険者なんか辞めてやる。今更、待遇を変えるからとお願いされてもお断りです。僕はぜーったい働きません。 1
  • 原作:縛炎
  • 漫画:村上メイシ
  • 初版発行:2022年1月12日
  • 定価:660円(税込)
  • 発行:SQUARE ENIX
  • レーベル:GC ONLINE

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 「もう‥‥働きたくないんです」冒険者なんか辞めてやる。今更、待遇を変えるからとお願いされてもお断りです。僕はぜーったい働きません。(2) (ガンガンコミックスONLINE)
  • 「もう‥‥働きたくないんです」冒険者なんか辞めてやる。今更、待遇を変えるからとお願いされてもお断りです。僕はぜーったい働きません。 (ツギクルブックス)

 


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