1.『あらすじ』
竜王騎士・創造者 VS.万魔の主
伝説級プレイヤーとの、対決。恐竜の暴走を止め、傭兵団として信用を得た夜光たちは、領主であるフェルン侯爵との謁見に臨む。
フェルン侯は異世界の人間には不可能な伝説級に到達しており、彼の配下に滅びの魔獣“傲慢”を名乗る文官まで現れた。
敵対的でもなく、継続的に情報が得られそうだと判断し、夜光たちはフェルン侯の味方として動くことに。
やがて始まった戦争で、新たな二人の伝説級プレイヤーと相まみえる──。引用:EARTH STAR
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
領主であるフェルン侯爵の信頼を勝ち取った夜光たちは、謁見をすることになった。
そこで傭兵のリーダーを務めていたゲーゼルグが、配下にならないかと誘われる。
だが即決できなかった夜光たちは、一度部屋を移し相談を始めた。
するとそこに、一人の文官が現れる。
文官は滅びの魔獣である傲慢を名乗り、夜光たちに情報を伝え始めた。
どうやら夜光たちが手に入れた、とある物が欲しいらしい。
またこれによりフェルン侯爵内の情報も手に入ることもあり、一度配下になることを決める。
しかしそうして順調に進み始めたが、突如として事件が発生してしまう。
なんと南方にあるナスルロン領が、フェルンへと侵攻を始めたのだ。
加えてナスルロンには、伝説級のプレイヤーが背後にいるようである。
並の兵士では手に負えないプレイヤーがいることもあり、戦力差は絶望的に思われた。
しかしフェルンにも伝説級のプレイヤーがおり、この戦いに参加することが決まる。
そうして争いが始まり、伝説級プレイヤー両者の激突は、もはや必然だった。
けれども夜光たちはこのままではいけないとその間に入り込み、仲裁を試みる。
だが結果として、夜光はその両者と戦うことになってしまうのだった。
果たして無事に夜光たちは、この争いを終結することができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻はフェルン侯爵領が南方のナスルロンに侵攻されて、両陣営のプレイヤーがぶつかる展開になっています。
フェルン侯爵に気に入られたゲーゼルグさんは、配下にならないかと誘われました。
結果として配下になるのですが、同時に南方のナスルロンが侵攻してきます。
またその背後には伝説級のプレイヤーがおり、並の兵士では手が出ません。
しかしフェルン侯爵にも、隠し玉の伝説級のプレイヤーがいました。
そして両陣営の伝説級のプレイヤーが争うことになるのですが、このままだと周囲への被害が尋常ではありません。
なので夜光君たちはそれを仲裁しつつ、どうにか自身の同盟に参加させることができないかと模索する感じですね。
今巻は全体的に群像劇となっており、それぞれのキャラクターの考えがよく分かります。
加えてその裏で、暗躍する人物も登場しました。
それが滅びの魔獣である傲慢を名乗る人物でして、味方のように最初は接触してきますが、やはり裏がありましたね。
今後も暗躍すると思うので、要注意人物でしょう。
更に今巻から、本格的にプレイヤー同士の戦いが始まりましたね。
次巻以降からは、より過激になる予感がします。
夜光君も同盟プレイヤーを増やしていますが、いずれ他の同盟プレイヤーたちと遭遇する気もしますね。
プレイヤーの数は、私が想像している以上に多そうです。
それとファンタジーものですが、今巻ではロボット対決が発生しました。(笑)
巨大ロボットが戦うさまは、迫力がありますよね。
もちろん、夜光君の配下たちも大活躍しました。
しかし夜光君は自身の強さを弱いと思い、どうにか次の位に上げたいようですね。
この世界に来る前に一度弱くなってしまっているので、次巻以降再び強くなる方法を手にできればいいのですが。
どちらにしても、今後も目が離せませんね。
引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
伝説級のプレイヤー同士が争う展開になる今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:万魔の主の魔物図鑑3 ─最高の仲間モンスターと異世界探索─
- 著者:Mr.ティン
- イラスト:詰め木
- 発売日:2023年11月15日
- 定価:1,430円(税込)
- 発行:アース・スターエンターテイメント
- レーベル:アース・スターノベル
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 万魔の主の魔物図鑑1 ─最高の仲間モンスターと異世界探索─ (アース・スターノベル)
- 万魔の主の魔物図鑑2 ─最高の仲間モンスターと異世界探索─ (アース・スターノベル)
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