1.『あらすじ』
大好きな学園ゲームの凌辱悪役貴族ヴァイス・ファンセントに転生した俺。
え、このままだと主人公に悪事を暴露され全てを失ったあと、最期は魔王の手下となって破滅エンド!?
それなら圧倒的な力を身につけて破滅ルートを回避するしかない!!
入学試験まで時間がない俺はS級冒険者ミルク・アビタスから剣術と魔法を学び、血の滲むような努力の日々を重ねる。
数年後、入学試験で全属性魔法と創造魔法を披露したら周りが呆然とする事態に。
あれ、俺、なんかやっちゃいました!?
これは怠惰で悪逆非道な貴族に転生した俺が破滅フラグをぶっ壊すために努力で最凶へと至る異世界学園ファンタジー。
引用:ザ・スニーカーWEB
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
学園ゲーム”ノブレス・オブリージュ”の凌辱悪役貴族、ヴァイス・ファンセントに転生した。
当初は突然のことに驚き戸惑っていたが、このままでは破滅してしまう事に気が付く。
シナリオでは、ゲームの主人公にボコボコにされ魔王の召使いになり、その後穴だらけになって死亡するのである。
ヴァイスはそうならないために、努力を始める。
また以前のヴァイスがしていた悪逆の数々を、使用人に謝罪した。
その後S級冒険者ミルク・アビタスを屋敷に呼び、指導してもらう。
ゲーム終盤に出てくるミルクから厳しい指導を受け、ヴァイスは成長していく。
するとヴァイスの卓越した才能が開花して、剣の腕はもちろんのこと、魔法は全属性に加えてオリジナル魔法を創り出す。
更にパーティーでは本来の主人公のメインヒロイン、シンティア・ビオレッタと出会う。
またどういう訳か、シンティアに惚れられて婚約者になるのであった。
そして学園に通う日を迎え、ヴァイスはゲームの主人公アレンと対面する。
すると転生前のヴァイスの残滓が影響したのか、ヴァイスの精神に変化が訪れていく。
結果としてヴァイスは、アレンを叩き潰しシナリオを破壊することを決めるのであった。
果たしてヴァイスは、このノブレス魔法学園でどのような事を巻き起こすのであろうか。
2-2.『感想』
ある日主人公は、学園ゲームノブレス・オブリージュの悪役貴族、ヴァイス君に転生しました。
このままでは破滅するので、努力して才能を開花させる感じです。
S級冒険者ミルクさんに鍛えられて、特に魔法はオリジナル魔法を創り出すほどでした。
そして学園に入学後は、ゲームの主人公アレン君と次第に対立していきます。
当初は前世の意識が強かったのですが、後半では元のヴァイス君が混ざり始めました。
なのでシナリオとアレン君を、ぶっ潰すことを決めます。
また普通の学園ものとは違い、生徒にはポイントが配られました。
このポイントを全損すると、強制退学になるみたいです。
ヴァイス君はこの制度を利用して、アレン君を退学させることを目指す感じですね。
けれども流石ゲームの主人公なのか、アレン君はピンチになると大逆転します。
それとアレン君が気に食わないと言いつつも、友情みたいなものも芽生えました。
後半での展開は、熱かったですね。
またゲームのメインヒロイン、シンティアちゃんと婚約します。
その時点で、シナリオが大きく変わりましたね。
他にもメイドのリリスちゃんや、同級生のカルタちゃんなどもいます。
あとは原作で最強の先輩、エヴァちゃんにも目をつけられて、ヴァイス君の学園生活も賑やかになってきました。
それと本来シナリオでは魔王もいるみたいなので、今後どのように関わっていくかですね。
学園入学時点でかなり強いですが、これからもヴァイス君は強くなっていきそうです。
今巻でかなり本来シナリオから脱線していると思うので、それがどれだけ影響を及ぼすか気になりますね。
凌辱悪役貴族ヴァイス君が破滅を回避するために努力する物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:怠惰な悪辱貴族に転生した俺、シナリオをぶっ壊したら規格外の魔力で最凶になった
- 著者:菊池快晴
- イラスト:桑島黎音
- 発売日:2024年3月29日
- 定価:748円(本体680円+税)
- 発行:KADOKAWA
- レーベル:角川スニーカー文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
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