1.『あらすじ』
妖精王とメスガキ精霊王の確執が、王の称号を持つ者たち全体に波及していく。
「距離感が近いだけのメスガキに、一方的に分からせられる訳にはいかないな」
妖精王と精霊王、それぞれが自分の味方をするように他の王たちを勧誘し始めた。
なんとか穏便にすますために、ドラゴンシティの面々も二手に分かれて随行するが、
願い叶わず各界の王の勢力が真っ二つに分かれた争いに発展してしまう。まずはこの場を収めなければならない。
そう考えた田中は……。こうしてハルマゲドンが始まった――。
引用:GC NOVELS
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
数百年ぶりに精霊王と妖精王が出会い、争いを始めた。
更にはエディタ、ロリゴン、ソフィアが妖精王に連れ去られてしまう。
だが危険は特にないようで、エディタが隙を見て転移で一度戻り、置き手紙を残す。
どうやら妖精王は他種族の王を仲間に引き入れるべく、各地を回っているらしい。
それを知った精霊王と主人公の田中は、同様に他種族の王を仲間に引き入れることにした。
こうして本来出会うことが稀な王が、一堂に会することになる。
精霊王・妖精王・龍王・樹王・鬼王・鳥王・虫王・海王。
八つの王がそれぞれの陣営に分かれて、争うことに。
また北の大国とペニー帝国の争いも激化していく。
しかし人の争いなど、王たちの前では児戯にも等しかった。
もはや二国の争いではなく、このままでは世界滅亡の危機が訪れる。
田中はこの状況を流石にまずいと察して、賭けに出ることにした。
果たして田中は、王たちによる終末戦争を阻止することができるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻ではメスガキ精霊王様と妖精王様が、お互いに他の王を仲間に引き込んで争います。
田中さんはメスガキ精霊王様の側について、今回も頑張りました。
毎回思うのですが、精霊王様のメスガキ具合がヤバいですね。
様々なメスガキをラノベや漫画で見かけますが、個人的に精霊王様は五本の指に入るメスガキです。
可愛らしさ、言動、わからせたい率など、どれも高水準ですね。
あれ、自分で言っていてアレですが、私はいったい何を言っているのでしょうか……。
まあ、それくらい精霊王様のメスガキ度が素晴らしいということですね。(笑)
話が脱線しました。
そういう訳で、他の王様たちを探す旅に出た田中さんと精霊王様。
もちろん、妖精王様組も王様たちを探しています。
そして一体でも国を簡単に滅ぼすことが可能な王様たちが、合計八体も集まって争うことに。
世界崩壊は待ったなしですね。
ですが当然そうさせないために田中さんが頑張る訳ですが、ここが一番の読みどころなので、是非この先は読んで確かめてみてください。
思わず読んでいて内容に引き込まれました。
いやはや、田中さんはすごいですね。
今巻も素晴らしい終わり方でした。
これは次巻がいろんな意味で気になります。
なんと田中さんとメスガキ精霊王様+αが〇〇へと転移!? いったいどうなってしまうのでしょう。
そしてこれが一番驚いたのですが、次巻で田中さんが最終巻を迎えてしまいます。
個人的にとても衝撃を受けました。
しかし打ち切りではなく、作者様がここで終わらせるべきだと思ったそうでして、内容的にはきれいに終わると思われます。
とても残念ですが、次巻を楽しみに待っています。
メスガキ精霊王様と妖精王様の争いに、他種族の王様たちも巻き込まれて終末戦争へと発展してしまう今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~ 14
- 著者:ぶんころり
- イラスト:МだSたろう
- 発売日:2023年3月30日
- 定価:1,320円 (本体1,200円+税10%)
- 発行:マイクロマガジン社
- レーベル:GCノベルズ
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~ 1 (GCノベルズ)
- 田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~ 2 (GCノベルズ)
- 田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~ 3 (GCノベルズ)
【著者:ぶんころりの別作品】
- 佐々木とピーちゃん (1) 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き 込まれた件 ~魔法少女がアップを始めたようです~ (角川コミックス・エース)
- 佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 ~魔法少女がアップを始めたようです~
- 西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~ (MF文庫J)
- 西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~ 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
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