【レビュー】大相撲令嬢~前世に相撲部だった私が捨て猫王子と はぁどすこいどすこい~ (1) 【感想】

1.『あらすじ』

悪役令嬢・フローチェはある日突然、王子より婚約破棄を言い渡されてしまう。 追い討ちに聖女から平手打ちを喰らった瞬間、彼女に前世の「女子相撲部」の記憶が蘇る…。このような非道、一匹の相撲取りとして許しておけぬ! 力はなくとも相撲魂はある! 彼女の張り手が、四股が、前世で大好きだった乙女ゲーの攻略キャラ達を叩きのめす! 超話題の原作小説を影崎由那が激コミカライズ!!

引用:COMIC EARTH STAR

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 フローチェ・ホッベマ―侯爵令嬢は、アリアカ王国第一王子ジョナスに婚約破棄されてしまう。

 更に、ヤロミーラという少女に頬を強くはたかれてしまった。

 最早このまま断罪されるかと思われたそのとき、フローチェは前世の記憶を思い出す。

 それは、大学で女子相撲部に所属していたということである。

 加えて、この世界が光と闇の輪舞という乙女ゲームの中であり、自分が悪役令嬢だということを。

 前世の記憶を取り戻したフローチェは、相撲の技を使ってこの場から抜け出した。

 そして、王宮の地下に囚われていた第二王子リジ―を発見する。

 前世の推しキャラであるリジーを助けたフローチェは、リジ―を次の王にすることを決意した。

 そうしてリジ―を連れて城から脱出した二人であるが、城には何やら薄暗い者と繋がる存在が二人を狙っているようで?

 果たしてフローチェは、命を狙う者たちを退けて、リジ―を次の王様にすることができるのであろうか。

2-2.『感想』

 この物語は、前世が女子相撲部だった悪役令嬢が、ケモミミショタの第二王子と共に城から脱出するストーリーになっています。

 悪役令嬢に転生する物語はよくありますが、前世が女子相撲部の女性というのは初めて見ました。

 相撲と悪役令嬢の組み合わせは、今のところこの作品が唯一無二ですね。

 そして相撲スキルで土俵と共に行司が召喚されるのは笑いました。

 悪役令嬢が四股を踏んだり張り手をするのはすごい迫力ですね。

 あとは、たびたび言葉終わりに『どすこいどすこい』と付け加えられているところがツボりました。

 また第二王子のリジ―君がとてもかわいいです。

 ケモミミショタの王子様とか最強ですね。

 それはそうと、意外にも内容は殺伐としています。

 フローチェちゃんとリジ―君を亡きものにしようと、ゲームの主人公だったヤロミーラが周囲の攻略キャラたちを差し向けてきます。

 ヤロミーラのあの狂った具合を見るに、本来のゲームの主人公と中身は違うのかな? と思いました。

 それとも、元々このような性格で、フローチェちゃんが前世を思い出さなければ、知られることはなかったのかな?

 ゲームの主人公だったヤロミーラの秘密も含めて、今後の展開が気になりますね。

 そして何よりどのような相撲スキルが新たに炸裂するのか、実に楽しみです。

 女子相撲部だった前世を思い出した悪役令嬢がケモミミショタと城から脱出する物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:大相撲令嬢~前世に相撲部だった私が捨て猫王子と はぁどすこいどすこい~ (1) 
  • 原作:川獺右端
  • 原作:村上ゆいち
  • 漫画:影崎由那
  • 初版発行:2021年12月10日
  • 定価:600円 (税込:660円)
  • 発行:アース・スターエンターテイメント
  • レーベル:EARTH STAR COMICS 

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 大相撲令嬢~前世に相撲部だった私が捨て猫王子と はぁどすこいどすこい~ (2) (アース・スター コミックス)
  • 大相撲令嬢~前世に相撲部だった私が捨て猫王子と はぁどすこいどすこい~ (3) (アース・スターコミックス)
  • 大相撲令嬢 ~聖女に平手打ちを食らった瞬間相撲部だった前世を思い出した悪役令嬢の私は捨て猫王子にちゃんこを振る舞いたい はぁどすこいどすこい~1 (アース・スター ルナ)
  • 大相撲令嬢2 Z ~エルフの森の宰相に条約破棄をくらった皇太子妃候補の私は拾ったもふもふをなでくりまわしたい はぁどすこいどすこい~ (アース・スター ルナ)

 


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