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【レビュー】黒鉄の魔法使い 1 無才な弟子の修行譚【感想】

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1.『あらすじ』

『黒鉄の魔法使い 1 無才な弟子の修行譚』のあらすじはこちらになります。

この師弟――最強にして最狂
異世界に転移して十数年。かつて「黒鉄」として名を馳せたデリス・ファーレンハイト。
そんな彼の元に「弟子入り志願」をしてきたのは、同じく異世界転生者の桂城悠那。
強くなり、自身を捨てた者全員をぶちのめしたい、とあけすけに語る彼女に興味を惹かれ、
弟子にすることを決めたデリスなのだが――
「師匠! 正拳突き1回で、スキルのレベルが上がりました!」
――その実、悠那は恐ろしいほどの「武」の才を秘めていたのだった。
並み居る魔物を容易に屠り。立ち塞がる敵は撲殺殴殺容赦なし。最強の魔法使いと、
その戦闘狂の弟子による“師弟”異世界ファンタジー、開幕。

引用:オーバーラップ文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2.『レビュー』

 ある日十数年ほど前に異世界へと迷い込んだ男、デリス・ファーレンハイトの元に人が訪ねて来る。

 それは、魔法王国アーデルハイトに所属する魔法使いの少年、カノンだった。

 厄介ごとを持ち込まれると思い断るデリスだが、カノンと共にやってきた少女に視線がいく。

 そして唐突に少女は「わ、私を、貴方の弟子にしてくれませんかっ!?」と口に出す。

 後に桂城悠那かつらぎはるなと名乗る少女は、どうやら異世界から召喚されたようだった。

 クラスメイト達も召喚されたようで、召喚時に職業とLVレベルを手に入れたようだが、その中で悠那は最弱であったがために、こうしてデリスの元を訪ねてきたわけである。

 魔法使いLV1というのが悠那に与えられた職業とLVであったが、肝心の筋力・耐久・敏捷・知力・器用・幸運が軒並み1であり、かろうじて魔力だけが4だけであった。

 これはそこらの村娘より弱いらしく、デリスはある意味国から押し付けられた形になる。

 デリスは当然弟子入りを断るが、料理洗濯掃除が一通りできることを聞いて、生活レベルが壊滅的であるデリスは、仕方なく一週間の試用期間を設けることで合意した。

 そうして、悠那はデリスの弟子として修業を開始する…という流れになっています。

 ◆

 この小説は師弟もののお話になります。

 過去にこの世界へと迷い込んできたデリスさんと、この世界に召喚された悠那ちゃんという異世界転移コンビですね。

 またデリスさんを一緒にお風呂に入ろうと誘ったり、その場にいるのに着替え始めるなど、悠那ちゃんは無防備可愛いかったです。

 しかしそんな悠那ちゃんですが、普段おとなしいものの、戦闘になると恐ろしかったりするので、ギャップがすごいですね。

 悠那ちゃんは普通の顔をして、相手に止めを刺せる少女なのです。

 そんな悠那ちゃんですが、魔法使いではあるものの接近戦が得意であり、格闘術のスキルがメキメキ上昇していきました。

 ちなみに、悠那ちゃんは魔法使いらしく闇魔法も覚えています。

 他にも、デリスさんの元で過去に居候していた魔法騎士団団長の女性、ネル・レミュールさんがやってくるなど、見どころ満載ですね。

 そのネルさんがデリスさんに対抗して、悠那ちゃんの親友である千奈津ちなつちゃんを弟子にするなど、今後の展開が楽しみです。

 師弟ものの異世界ファンタジーに興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:黒鉄の魔法使い 1 無才な弟子の修行譚
  • 著者:迷井豆腐
  • イラスト:にゅむ
  • 初版発行:2018年6月25日
  • 定価:715円(税込)
  • 発行:オーバーラップ
  • レーベル:オーバーラップ文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 黒鉄の魔法使い (1) (角川コミックス・エース)

 


 

【著者:迷井豆腐の別作品】

  • 黒の召喚士 1 封印されし悪魔 (オーバーラップ文庫)
  • 黒鵜姉妹の異世界キャンプ飯 1 ローストドラゴン×腹ペコ転生姉妹 (オーバーラップ文庫)
  • 黒凪のダンジョンマスター 1.不適合スキルで海賊ライフ (MF文庫J)
  • 黒檻の探索者 『吸収/成長』の魔剣と死の巫女の謎 (ドラゴンノベルス)

 


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【レビュー】黒鳶の聖者 1 ~追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める~【感想】

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1.『あらすじ』

『黒鳶の聖者 1 ~追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める~』のあらすじはこちらになります。

『――今日が主役(おれ)の、始まりの日だ』宵闇の魔法で最強を?む――!
最高クラスの職業(ジョブ)【聖者】であるラセルは、幼馴染みとパーティーを組んで旅をしていた。しかしメンバー全員が回復魔法を覚えてしまうと、回復しかできない【聖者】はお荷物に……ラセルは追放されてしまう。
生まれ故郷に帰った矢先、魔物に襲われていた謎の美女・シビラを助けたラセルは、ダンジョンや職業(ジョブ)に詳しいシビラと協力し、新たなダンジョンの攻略に。攻略は順調に思えたが……人類最大の敵『魔王』と会敵して!? 最大の窮地を前に、自身に眠る無限の魔力とシビラの導きで、ラセルは最強の力を手にする――!
そして生まれる『黒鳶の聖者』――これが新しい主役(えいゆう)の名だ。

引用:オーバーラップ文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2.『レビュー』

「ラセル。お前もう、オレらとは無理だよ」

 幼馴染の勇者であるヴィンスに、そう言ってパーティからの除名を言い渡された主人公のラセル。

 理由は、聖者であるラセルに攻撃手段がなく、また他のパーティメンバーには回復魔法が必要なかったからだ。

 勇者のヴィンス、聖騎士のエミ―、賢者のジャネット。

 この三人が、回復魔法を使えたことも大きい。

 パーティにいても足手まといとされたラセルは、こうして除名される流れとなったのだ。

 しかし、ラセルの除名に反対したエミーだったが、ヴィンスはそれに対して、ラセルは最早エミーにぶつかっただけで怪我をするほどだと言う。

 流石にそこまで弱くはないと思ったラセルは、実際にエミーの構える盾に攻撃を仕掛ける。

 だがその結果、弾き返されてそのまま情けなくも気絶してしまう。

 そして目が覚めると、そこにパーティメンバーの姿は無く、ラセルは自分が完全にパーティメンバーから除名されたことを理解した。

 その後ラセルは生まれ故郷の村に帰り、世話になっていた孤児院へとやってくる。

 するとそこに魔物が現れ、それと戦う一人の少女が現れた。

 ラセルはその少女と共闘して魔物を追い払うと、少女にあることを尋ねられる。

「……あなた、女神を信じてる?」

 それが後に、ラセルを黒とびの聖者という闇魔法使いに変える契約を持ちかける、シビラとの出会いだった……という流れになっています。

 ◆

 この物語は、いわゆる追放ものというやつですね。

 最初は使えないとパーティを除名されますが、後々凄い力を手に入れて見返すというやつです。

 主人公ラセル君も攻撃魔法が使えず、回復魔法も他のメンバーが使えたため、必要が無いと除名されました。

 しかし実は、回復魔法専門の聖者はパーティで最も必要だった存在だったようです。

 某有名なドラゴンなRPGでも、後半のボス戦で全体回復が必須というあれですね。

 つまり、回復魔法の専門であるラセルが抜けたことで、勇者パーティは脆くなってしまったわけです。

 そして、追放されたラセル君というと、新たな仲間であるシビラちゃんという少女と出会い、念願の攻撃魔法である闇魔法を手に入れました。

 これまで通り回復魔法も使えるので、攻守優れた存在になったラセル君の万能感がすごいです。

 何故闇魔法が使えるようになったかといいますと、シビラちゃんとある契約をしたからですね。

 それによって、ラセル君は覚醒しました。

 勇者パーティもラセル君の代わりに怪しい美女をメンバーに加えましたが、徐々にほころびが出てきて……? というかんじです。

 追放もので闇と回復魔法を駆使して戦う物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:黒鳶の聖者 1 ~追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める~
  • 著者:まさみティー
  • イラスト:イコモチ
  • 初版発行:2020年11月25日
  • 定価:792円(税込)
  • 発行:オーバーラップ
  • レーベル:オーバーラップ文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 黒鳶の聖者 4 ~追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める~ (オーバーラップ文庫)
  • 黒鳶の聖者 1 ~追放された回復術士は、有り余る魔力で闇魔法を極める~ (ガルドコミックス)

 


 

【著者:まさみティーの別作品】

  • きゅうけいさんは休憩したい!~最強魔族に転生したけど人類の味方です~ 1 (Rentaコミックス)
  • 勇者の村の村人は魔族の女に懐かれる(TOブックスラノベ)

 


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【レビュー】無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 26【感想】

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1.『あらすじ』

『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 26』のあらすじはこちらになります。

ルーデウスの物語ここに完結!!
ギースとともに姿を現したヒトガミ最後の使徒、バーディガーディ。
何度でも体を再生させる事が出来る不死魔族の特性を持ち、ラプラスが作った伝説の鎧『闘神鎧』を装備する、最強の相手と対峙することになったルーデウス達一行。
「……分かりました。決闘をお受けします。この場にいる全員で、お相手しましょう」
避けることのできない、死力を尽くした総力戦の行方は? そして、長きにわたるヒトガミとの戦いの結末は……!?
ルーデウスの物語ここに完結!! 
人生やり直し型転生ファンタジー、刮目の第二十六巻!

引用:MFブックス

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2.『レビュー』

 ルーデウスたちの前に現れたのは、闘神鎧を身に纏った七大列強第三位のバーディガーディだった。

 ヒトガミの使途になったバーディガーディとキースは、瞬く間に仲間たちを倒していく。

 更にルーデウスのとっておきの魔法も効かず、逆に魔導鎧をバーディガーディに破壊されてしまう。

 気を失ったルーデウスを逃がすため、殿しんがりを残して敗走した。

 意識を取り戻したルーデウスは戻ってこない仲間に胸を痛めつつも、後からやってくるバーディガーディとキースを迎え撃つために作戦を練り始める。

 そうして、勝ち目の見えない闘神バーディガーディとキースを迎え撃つ覚悟を決めたルーデウスの元に、殿に残った仲間を倒したバーディガーディとキースが現れるのだった……という流れになっています。

 ◆

 この無職転生26巻で、ルーデウスの物語が終わります。

 長い間楽しく読んでいた作品だけに、どこか寂しい気持ちでいっぱいです。

 闘神バーディガーディとキースとの戦いは流石としか言いようがありません。

 最初は、これ……勝てるのか? と不安になりました。

 どのような結果になったかは、是非ご自身で確かめてみてください。

 またこれで無職転生は完結しますが、続刊は出ます。

 無職転生蛇足編とのことで、本編のその後の話のようですね。

 とても楽しみです。

 さて、個人的にも思い出深い無職転生ですが、私が偶然小説家になろうを見つけたときに、最初に読んだのが無職転生でした。

 当時無職転生は総合ランキング一位だったので、読んだのはそれがきっかけですね。

 無職転生を読んで、当時私は世界観が塗り替えられました。

 それまで小説はそこまで熱心に読んでいなかったのですが、無職転生にはまり、異世界転生ものを夢中になって読むようになりました。

 そして、私も小説を書いてみたい! そう思うようになったわけです。

 結果として、今こうして文章を書くようになっているので、無職転生にはとても感謝しています。

 ありがとうございました。

 無職転生という素晴らしい作品に出会えたことが、私にとっての幸運です。

 まだ未読の方には読んでいただきたい最高の異世界転生ものとなっていますので、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 26
  • 著者:理不尽な孫の手
  • イラスト:シロタカ
  • 初版発行:2022年11月25日
  • 定価:1,430円(本体1,300円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:MFブックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ スペシャルブック
  • 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1
  • 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 失意の魔術師編 1
  • 無職転生 ~ロキシーだって本気です~ 1 
  • 無職転生~エリスは本気で牙を砥ぐ~(1) 

 


 

【著者:理不尽な孫の手の別作品】

  • オーク英雄物語 忖度列伝

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【レビュー】Only Sense Online ‐オンリーセンス・オンライン‐1【感想】

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1.『あらすじ』

Only Sense Online オンリーセンス・オンライン1』のあらすじはこちらになります。

サポート系統のゴミスキルばかり身につけてしまった初心者MMOプレイヤー・ユン。試行錯誤を繰り返す中、補助魔法やアイテムの組み合わせによる誰も知らなかった革命的なプレイスタイルに気づき始め――!?

引用:ドラゴンエイジ

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2.『レビュー』

 センスと呼ばれる才能を装備して、他のプレイヤーと重ならないプレイスタイルが可能なVRMMORPG、その名もOnly Sense Online オンリーセンス・オンライン

 そんな人気のゲームを幼馴染のたくみに貰った主人公のシュンは、妹の美羽みうと姉のしずかと共にOnly Sense Online オンリーセンス・オンライン、通称OSOをプレイすることになった。

 最初に10個までセンスを選ぶことができることが分かり、姉の静は魔法使い、妹の美羽は戦士系のセンスを選ぶ。

 二人にキャラクターが被らないようにしようと思ったシュン自身は、サポート系のセンスを選んだ。

 そして名前の入力時に、SYUNと入力した……とこの時主人公のシュンは思っていた。

 その後OSOの世界にログインすると、何か体に違和感を感じたが気のせいだと思い、そのまま待ち合わせをしていた姉と妹を探し始める。

 予定通り二人に出会ったが、妹の美羽(キャラクター名ミュウ)に兄ではなく姉になっていることを指摘された。

 更に名前もSYUNではなくYUNユンになっていることも判明してしまう。

 そう、何故かユンは男ではなく、女性キャラクターとしてゲームが始まっていた。

 流石にデータを消そうと思ったユンであるが、二人に止められてしまい、仕方がなく女性キャラクターのままでOSOを楽しむことになってしまう。

 それに加えて、選んだ最初のセンスのことごとくがゴミセンスだと判明して更に落ち込む結果となった。

 そんなゴミセンスと呼ばれたセンスの使い道を模索して、後にユンは自分だけのスタイルを確立する。

 また幼馴染の巧や、露店を営む他プレイヤーのマギなど出会いを広げ、ユンはOSOの世界を楽しんでいく……といった流れになっています。

 ◆

 VRMMORPGのTSものといえば、このOnly Sense Online オンリーセンス・オンラインが有名ですよね。

 TSものは個人的に好きなので、とても楽しめました。

 幼馴染の巧君とユンちゃんの絡みが最高です。

 そしてそれを周りが見て勘違いするというのがたまらないです。

 これぞTSものという感じですね。

 またVRMMORPGものとしても面白く、センスという才能を装備して自分だけのスタイルと作れるのは面白いです。

 私もOSOやってみたいと思いました。

 それと全体的にほのぼのとしていますので、殺伐感は無く、そういうのが苦手な方にもおすすめです。

 VRMMORPGやTSものが好きな方で未読の方は、この機会に是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:Only Sense Online オンリーセンス・オンライン1
  • 著者:アロハ座長
  • 作画:羽仁倉雲
  • キャラクター原案:ゆきさん
  • 初版発行:2015年5月20日
  • 定価:682円(本体620円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:ドラゴンコミックスエイジ

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

  • Only Sense Online―オンリーセンス・オンライン― 

 

【著者:アロハ座長の別作品】

  • 魔力チートな魔女になりました~創造魔法で気ままな異世界生活~

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【レビュー】TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 7 ~ヘンダーソン氏の福音を~ 【感想】

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1.『あらすじ』

『TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 7 ~ヘンダーソン氏の福音を~ 』のあらすじはこちらになります。

新米冒険者、ファイターLv1です!
新たな出会いと別れ、そしてクソイベの果てに、故郷へと辿り着いたデータマンチ転生者エーリヒ。容姿は幼いままでありながら凄腕の狩人に成長した幼馴染マルギットや変わらぬ両親、成長した兄弟やその家族らに迎えられた彼は、しばし穏やかな日々を過ごす。そして季節が変わる頃、かつて交わした約束の通り、エーリヒはマルギットと共に冒険者となるべく故郷を旅出つ。向かうは、数多の冒険者が集う辺境の都市マルスハイム。冒険者としての日々への期待に胸を膨らませるエーリヒだけど、道中も到着してからもやっぱりトラブルの連続で……?
ヘンダーソンスケール行方不明のデータマンチ冒険譚、新たな門出の第7巻!

引用:オーバーラップ文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2.『レビュー』

 長い旅路を終えて故郷へと戻ってきた主人公エーリヒ。

 故郷の人々や親兄弟に温かく迎え入れられ、これまでの出来事を酒を飲み交わしながら楽しく話した。

 特に長年待たせてしまった幼馴染のマルギットとは、「荘を出る前にした約束を覚えているかい?」「なんだったかしら?」と若干遊びを持たせつつも会話を楽しむ。

 そしてしばしの間故郷で過ごすと、幼馴染のマルギットと共にエーリヒは、長年の夢であった冒険者になるために故郷を後にする。

 道中は盗賊に襲われたり、隊商に同行などして旅を続け、二人は地の果てエンデエルデと異名を与えられた西方辺境域であるマルスハイムに、ようやく辿り着いた。

 その地にて二人は冒険者となり、様々な人物や氏族クランと出会い、騒動に巻き込まれていく……といった感じの流れになっています。

 ◆

 この7巻にて、ようやく主人公エーリヒは冒険者になりました。

 ある意味ここからがスタートといった感じですね。

 幼馴染のマルギットちゃんとの久々のやり取りも見れて満足です。

 エーリヒは既に相当の実力者ですが、それでも上には上がいるようなので、まだまだ強くなりそうですね。

 そして今回もですが、とても読み応えがありました。ページ数がおおよそ500ページであり、読み終えるまでかなり時間がかかりました。

 おそらく8時間くらいかかったかもしれません。

 普段文庫本を読み終えるのが2~3時間だと考えると、中々のものです。

 それだけ読み応えがバッチリだということですね。

 文章力も素晴らしく、私もこんな文章書けたらなぁ……と思ってしまいました。

 個人的にアニメ化して欲しい作品です。

 さて、話は戻りますが、この巻で冒険者になったエーリヒたちは、マルスハイムという辺境の街で様々な騒動に巻き込まれました。

 主に氏族クランという冒険者が集まりできた集団にです。

 そこで出会う人物たちもキャラが濃く、魅力的でした。

 特に巨鬼の女性が良い味を出しています。

 またエーリヒに寄り添うマルギットちゃんが可愛らしく、見た目は幼いのに大人な雰囲気がたまらないですね。

 そんなこの7巻は、異種族が跋扈する世界で冒険をする話や、TRPGが好きな方にお勧めの一冊です。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 7 ~ヘンダーソン氏の福音を~ 
  • 著者:Schuld
  • イラスト:ランサネ
  • 初版発行:2022年11月25日
  • 定価:935円(税込)
  • 発行:オーバーラップ
  • レーベル:オーバーラップ文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 ~ヘンダーソン氏の福音を~

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【レビュー】神達に拾われた男 12【感想】

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1.『あらすじ』

『神達に拾われた男 12』のあらすじはこちらになります。

ギムルの街に長期に亘って潜み続ける悪意へと対抗すべく、ジャミール公爵家の面々や街の人たちと協力して様々な事業や対策を軌道に乗せていく異世界転生者の少年・竜馬。
そんな中、遂にギムルの街全体を巻き込んだ火災や襲撃事件が同時多発的に起こってしまう! 目まぐるしい状況変化にも各所と連携して即時対応に当たる竜馬だが、次第に敵の狙いが竜馬自身にもあることが判明し――!?
この世界に来て得たかけがえのないものを守るために、信頼する仲間たちと力を合わせて立ち向かう異世界スローライフファンタジー、第十二幕!

引用:HJノベルス

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2.『レビュー』

 大寒波が到来したギムルの街は大雪に見舞われた。

 雪かきなどに精を出す人々と、それをスライムの力で除雪を手伝う主人公リョウマ。

 そんな穏やかな日々であったが、事件が起こる。

 街の所々で火事が起きたのだった。

 逃げ惑う人々や火災に巻き込まれた人々を助けるため、リョウマたちは動き出す。

 またリョウマの経営するバンブーフォレストにも襲撃者が現れる。

 この一連の事件は周到に計画されたものであり、リョウマ自身を狙うことも目的だった。

 リョウマが単独になったところに、その者たちは現れる。

 果たして、リョウマたちは無事にこの事件を乗り切ることができるのか……といった内容になっています。

 ◆

 この12巻では、ギムルでの事件をメインに書かれています。

 もちろん、リョウマの新たなスライムも登場し、活躍しました。

 リョウマの実力も周囲に知れ渡ってきたので、敵はリョウマに狙いをつけています。

 これまで、他の事件でリョウマ自身が狙いというのはほとんど無かったと記憶しているので、これは大きな変化ですね。

 またこの巻で、リョウマの今後の方針に変化が生まれます。

 どちらかといえばスローライフメインでしたが、次巻以降は冒険者としても活躍するようですね。

 私は旧web版から読んでいたので、次巻以降が楽しみで仕方がないです。

 旧版とだいぶ差が生まれているので、旧版でテイムしていた巨大な草食恐竜?(名称忘れました)を再びテイムするのか気になりますね。

 旧版では背に乗ってリョウマが移動していたのを思い出しました。

 いったいどうなるのか、今後の展開が実に楽しみです。

 それはそうと、2023年の1月にTVアニメ第二期が放送されるようですね。おめでとうございます。

 この記事の執筆時が2022年の11月23日なので、放送まであっという間でしょう。

 一期も見ていたので、二期も楽しみです。

 神達に拾われた男は、スローライフや商店経営などが好きな方にはお勧めの一冊です。

 未読の方は、この機会に是非購入を検討してみてください!

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:神達に拾われた男 12
  • 著者:Roy
  • イラスト:りりんら
  • 初版発行:2022年11月18日
  • 定価:1,430円(税込)
  • 発行:ホビージャパン
  • レーベル:HJ NOVELS

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4.『関連書籍』


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【レビュー】俺は星間国家の悪徳領主! 1【感想】

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1.『あらすじ』

『俺は星間国家の悪徳領主! 1』のあらすじはこちらになります。

星間国家アルグランド帝国――その辺境惑星を治める伯爵家に生まれ、幼くして当主となった転生者リアム。彼は善良さ故に奪われ続けた前世の反省から、今度は奪う側である「悪徳領主」となって民を虐げようとするのだが――
「こんなの搾り取ろうにも、搾りかすも出ねーよ!!」
受け継いだ領地はこれ以上虐げようのない荒れ果てっぷりだった! 虐げても大丈夫なようにと、まずは領地を繁栄させていくリアム。それでもできるだけ悪徳領主らしく振る舞うのだが、何故か民からの好感度は上がりっぱなしで……!?
悪徳領主を目指してるのに名君と崇められちゃう勘違い領地経営譚、開幕!!

引用:オーバーラップ文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2.『レビュー』

 妻に裏切られた主人公の死の間際に、案内人という謎の男が現れる。

 案内人は主人公を転生させてくれると言う。

 その話に乗った主人公は、リアム・セラ・バンフィールドとして、星間国家の伯爵家に転生を果たした。

 これまで善良に生きてきた結果ひどい目に遭ったので、今度は悪役領主として面白おかしく暮らしていこうと誓う。

 そして転生させてくれた案内人に対してリアムは最大限の感謝をする。

 しかし、その案内人は他人の不幸を糧にしており、リアムの前世の出来事は案内人の仕業だった。

 更に、今世でもリアムを不幸のどん底に叩き落とそうとしている。

 そのことに気が付かないリアムは、転生後両親に爵位や領地などを譲渡され、メイドロボ天城を手にした。また両親は譲渡後にリアムの元を去っていく。

 これも案内人のおかげだと感謝したリアムだったが、伯爵家は多大な借金まみれであり、両親はそんな負債をリアムに押し付けた上で、仕送りをしてもらい首都星で面白おかしく暮らしていくというだけだった。

 悪役領主になって領民から搾取するにしても、既に残りカスとなっている現状にリアムは激怒する。

 そのためまずは搾取できるほどに回復させるため伯爵家を復興していくが、そこから周囲の勘違いが始まっていく。

 悪役領主のはずが、善良な素晴らしい領主として評価されてしまったのだ。

 その後は、機動騎士アヴィドを手に入れたり、剣の師匠安士との出会いや、宇宙海賊との激戦を繰り広げていく……といった内容になっています。

 ◆

 この作品は宇宙の国家を舞台にしたSFものになります。

 巨大な人型ロボットや宇宙戦艦などが登場し、その手のジャンルが好きであれば刺さる作品でしょう。

 また勘違いものにもなっていまして、主人公リアム本人は自分が悪役領主だと思っているのですが、周囲からは名君だと思われています。

 その勘違いの結果が面白く、殺伐とした世界観が一変しますね。

 剣の師匠である安士も実は案内人が導いた詐欺師であり、本来習得できるはずのない滅茶苦茶な剣技をリアムに教えますが、何故かリアムは習得してしまいます。

 手に入れた機動騎士アヴィドの操作も、本来ならば困難極まりないですが、リアムはそれも乗りこなします。

 俺TUEE状態ですが、主人公リアムの人柄や周囲の勘違いなどが上手く絡み合った結果、読んでいて全く不快に思いませんでした。

 むしろ、とても好感を持てます。

 作品のバランスが素晴らしい結果ですね。

 どんどん作品に引き込まれて、読み終わったころには次の巻をすぐに読みたい! という気持ちになりました。

 領地経営勘違い巨大ロボ戦記のSFというジャンルに興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

 個人的にはアニメ化して欲しい作品です。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:俺は星間国家の悪徳領主! 1
  • 著者:三嶋与夢
  • イラスト:高峰ナダレ
  • 初版発行: 2020年7月25日
  • 定価: 759円(税込)
  • 発行:オーバーラップ
  • レーベル:オーバーラップ文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

【著者:三嶋与夢の別作品】

  • 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
  • セブンス


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【レビュー】異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~ 1【感想】

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1.『あらすじ』

『異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~ 1』のあらすじはこちらになります。

若くして病死した伊良拓斗は、生前熱中していた戦略級ファンタジーSLG「Eternal Nations」に似た異世界に転生してしまった。
それも邪悪属性文明「マイノグーラ」を率いる邪神として――。

「拓斗様……また、二人で始めませんか?」
目の前に現れた可憐な少女――マイノグーラの英雄ユニット“汚泥の魔女”アトゥの言葉に拓斗は頷き、二人だけの新国家マイノグーラが産声を上げる。
しかし、彼らマイノグーラは「内政特化で戦争が苦手」という邪悪らしからぬ特徴を持ち、ユーザーから「もっとも使いにくい」と評されるほどの超上級者向け勢力なのであった……!

引用:GC NOVELS

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2.『レビュー』

 ある日病死してしまった主人公伊良拓斗いらたくとは、目覚めると見知らぬ森にいた。

 死後の世界だと思われたそこは異世界であり、近くにはなぜか生前プレイしていた戦略級ファンタジーSLG「Eternal Nations」に登場する少女がいて声をかけてくる。

 少女は邪悪属性文明「マイノグーラ」の英雄ユニット“汚泥の魔女”アトゥであり、拓斗の生前のことも知っているようだった。

 当初は困惑する拓斗であったが、SLG「Eternal Nations」のシステムの力が使えることが判明する。

 それにより、拓斗は邪悪属性文明「マイノグーラ」の盟主として、国を作ることにした。

 様々なユニットを召喚し、森で他国から追放された飢えかけのダークエルフたちを助け、国を順調に作り上げていく。

 だが、全てが思い通りとはいかない。マイノグーラを建国した北部には、邪悪属性と相性の悪い神聖属性の国があった。

 運の悪いことに、その国から聖騎士がマイノグーラへとやってくる。

 内政向きで戦闘が不慣れな文明であるマイノグーラ。迎え撃つのはただ一人の英雄ユニットである“汚泥の魔女”アトゥ。そして邂逅かいこうする両者……といった感じの内容になっています。

 ◆

 この作品に出てくるSLGとは、シミュレーションゲームのことになります。

 国家を運営して、他国を攻め込んだり同盟を結んだりするゲームですね。

 私もSLGは好きで、シヴィ〇イゼーションをよくプレイしていました。

 そうしたゲームは、熱中しすぎて時間が溶けるんですよね。

 主人公である伊良拓斗いらたくとは、闘病中にSLG「Eternal Nations」をやり込んでおり、世界一位になったそうです。

 だからこそ、死後に異世界に呼ばれたのかもしれません。

 詳しい理由に関しましては、今後の巻で少しずつ判明していくことでしょう。

 またSLGの力を使えるというのは、私自身がSLGを好きということもあり、終始ワクワクして作品を楽しむことができました。

 ユニットを召喚したり食料や建物を生み出したりと、異世界の住民からしたらまさに神の所業ですね。

 時間が経てば経つほど有利に文明が発達していくのがSLGなので、敵国がいつマイノグーラに対して本格的な対処に乗り出すのか、そこが気になります。

 気が付いたときには手遅れになっているかもしれませんね。

 今後の展開がどうなるのか、とても楽しみです。

 この作品はSLGが好きな人にとってはかなり楽しめる一冊になっていますので、是非お手に取ってみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~ 1
  • 著者:鹿角フェフ 
  • イラスト:じゅん
  • 初版発行:2019年11月30日
  • 定価:1,100円 (本体1,000円+税10%)
  • 発行:マイクロマガジン社
  • レーベル:GC NOVELS

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

【著者:鹿角フェフの別作品】

  • これが異世界のお約束です!

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【レビュー】リビルドワールドI〈上〉誘う亡霊【感想】

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1.『あらすじ』

『リビルドワールドI〈上〉誘う亡霊』のあらすじはこちらになります。

 旧文明の遺産を求め、数多の遺跡にハンターがひしめき合う世界。
 新米ハンターのアキラは、スラム街から成り上がるため命賭けで足を踏み入れた旧世界の遺跡で、全裸でたたずむ謎の美女アルファと出会う。
 彼女はアキラに力を貸す代わりに、ある遺跡を極秘に攻略する依頼を持ちかけてきて――!?
 二人の契約が成立したその時から、アキラとアルファの数奇なハンター稼業が幕を開ける!

引用:電撃文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2.『レビュー』

 スラム街で暮らしていた主人公のアキラは、一発逆転を狙って過去の文明の遺物を得るためにクズスハラ街遺跡跡の外周部にやってきた。

 遺物は過去の文明が使っていた道具等のことであり、売れば大金になる。

 当然、簡単にやって来られる場所の遺物は取りつくされており、ろくなものは残ってはいない。

 危険なモンスターなどが現れる遺跡では、遺物を取りに来るだけで命懸けだ。

 アキラも、スラム街で手に入れたハンドガンを片手にやってきているが、素人であるアキラが持っていてもモンスターに単独で勝つことはほぼ不可能だった。

 つまりモンスターに運悪く見つかれば、死が待っている。

 そんな状況下の中で、場違いにも全裸の美女が遺跡内を歩いていた。

 夢幻ではなく、その美女はアルファと名乗り、アキラに依頼を持ちかける。

 それは、とある遺跡を極秘に攻略してほしいというものだった。

 アキラは了承して、その前払いでアルファから様々なサポートを受けることになる。

 ちなみに、アルファはアキラ以外には基本的に見えず、声も聞こえない。

 サポートは周囲の情報を未来予知のように教えることであったり、誰にも見つかっていない遺物の場所なのであった。

 また銃を撃つ際の予測地点をアキラの瞳に映し出したりもできる。

 それによって、アキラは遺物を見つけて売り払い、まともな武器を手にいれた。

 その後は、集団に襲われている二人の美女を助けたり、行くあてのない少女のために徒党を作ったり、モンスターの群れに襲われている商人を助けたりした。

 ◆

 まだまだ始まったばかりではあるが、今後成り上がっていくアキラの冒険はこれからであり、主要人物もかなりこの巻で出そろっている。

 ポストアトカリプスや、世紀末系、SFなどが好きな人にはお勧めの一冊だ。

 また機械系モンスターや銃などの説明やデザインもかなり凝っている。

 本書に出てくるAAH突撃銃などは、是非私も撃ってみたくなった。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:リビルドワールドI〈上〉誘う亡霊
  • 著者:ナフセ
  • イラスト:
  • 世界観イラスト:わいっしゅ
  • メカニックデザイン:Cell
  • 初版発行:2019年5月17日
  • 定価:1,430円(本体1,300円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:電撃の新文芸

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

  • リビルドワールド 1 (電撃コミックスNEXT)


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