【レビュー】理想の聖女? 残念、偽聖女でした! 4 ~クソオブザイヤーと呼ばれた悪役に転生したんだが~【感想】

1.『あらすじ』

エルリーゼが没し悲しみに沈む王都を魔女が襲う!
偽聖女エルリーゼは、やれること全てを終わらせ、死んだ。

だが、歴代魔女の集合体という最強最悪の敵が、悲しみに沈む王都を襲う!

彼女の思いを無駄にしないため、誰もが死力を尽くすも全く敵わない。一方満足して死んだはずの偽聖女は、新人と『永遠の散花』でその様子を目にし……?

<もし、エルリーゼに新人が転生しなかったら?>という、荒廃(とベルネルのマッチョ化)がやたら進んだ正史ルートの世界や、偽聖女姿で日本を訪問する番外編も収録の完全完結巻!

引用:KADOKAWA

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 魔女であるアレクシアを倒したが、最後にはベルネルの身代わりとなり死亡したエルリーゼ。

 魔女の脅威が去ったことで世界は平和になったが、人々は悲しみに満ちていた。

 近衛騎士であるレイラは、エルリーゼの亡骸が封印されている結晶前で毎日祈り続け、疲弊していく。

 ベルネルもエルリーゼが死亡したのは自分のせいだと思い、部屋に閉じこもり出てこなくなってしまった。

 しかしそんな時、倒したと思っていた魔女の脅威が再び現れる。

 それも、歴代の魔女の怨念が集まった存在だった。

 魔女の集合体は、死しても人々に希望を与えるエルリーゼの遺体を破壊するために、進軍を始める。 

 ベルネル達はそれだけは絶対に阻止するために、魔女の集合体へと全力で立ち向かうが、しかし全く歯が立たない。

 そうして最早これまでかと思われたその時、奇跡が起こる……という流れになっています。

2-2.『感想』

 この巻で『理想の聖女? 残念、偽聖女でした!』は完結します。

 笑いあり、涙ありで、大変読み応えがありました。

 本編終了後にも、番外編や後日談と豊富です。

 特に後日談では日本にやってくるL様(エルリーゼ)は最高ですね。

 個人的には異世界転生後に、少しだけ日本に戻ってくるという展開は好きです。

 なので、L様が日本にやって来て街中を歩くシーンは楽しんで読むことができました。

 またTSものでここまで感動した小説は初めてです。

 L様の中身が誰なのか分かってはいるものの、他キャラ視点だと思わず感動してしまいますね。

 L様視点だと、逆にコメディ感が出てくるので、笑みを浮かべてしまいます。

 四巻で完結と、個人的にはもっと続きを見たかったですが、内容的には丁度いいかもしれません。

 TS勘違い聖女ものに興味がある方は、この機会に是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:理想の聖女? 残念、偽聖女でした! 4 ~クソオブザイヤーと呼ばれた悪役に転生したんだが~
  • 著者:壁首領大公
  • イラスト:ゆのひと
  • 初版発行:2022年11月10日
  • 定価:1,430円(本体1,300円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:カドカワBOOKS

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 理想の聖女? 残念、偽聖女でした! ~クソオブザイヤーと呼ばれた悪役に転生したんだが~

 


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