【レビュー】俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていたV【感想】

1.『あらすじ』

新エイントリアン王国、始動!

ルアランズ王国と南ルナン王国を滅ぼしたエルヒンはついに新エイントリアン王国の建国を宣言する。晴れて一国の王となったエルヒンだが、資金の枯渇や食糧不足など建国早々問題が山積みになっていた。そのためしばらくは外部を牽制しつつ内政に力を入れようと考えるエルヒン。しかし新エイントリアン王国を脅威とみなした周辺国が突如宣戦布告をしてきたのだ! しかもエルヒンが出向く戦場にはなぜか毎回メデリアンが姿を現して――!? WEBで話題の本格派戦略ファンタジー、第5弾!

引用:FB ファミ通文庫

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 新エイントリアン王国の建国を宣言した主人公エルヒン・エイントリアン。

 国王なったことにより、新たに国王モードというシステムが使用可能になった。

 それにより、これまで配下の見えていた武力、知力、指揮に加えて、政治と魅力が分かるようになる。

 エルヒンは新エイントリアン王国の今後を見据えて、諜報、農業、艦隊について手を回す。

 またそんな時、神聖ラミエ王国が新エイントリアン王国に進軍を開始した。

 更になぜか別方向から、ナルヤ王国の十武将序列第一位であるメデリアン・バルデスカが現れる。

 防衛戦を余儀なくされ、メデリアンの対処もしなければならないエルヒンであるが、そこで秘策を思いつく。

 その後無事に乗り切ったエルヒンであるが、別の場所ではヘラルド王国を服従させたナルヤ王国が、続いてケベル王国に進軍を始め、世界の戦乱はより激化していく……といった流れになっています。

2-2.『感想』

 とうとう新章がスタートしましたね。

 小さな領主から始まった物語ですが、ようやく一国の王になったエルヒンの戦いが始まります。

 周囲は敵だらけで、大国ナルヤも少しずつ北からエイントリアン王国に近づいてきました。

 今回は、新エイントリアン王国の今後を見据えた行動がメインですね。

 いかにして自国の被害を抑えつつ、周辺国を疲弊させていくか、といった感じです。

 またこの五巻の終わり方は、とても続きが気になりました。

 この五巻が前半戦、次の六巻が後半戦でしょうか。

 そしてさらっと数行出てきましたが、この世界の本当の主人公らしき人物が所属している北東の国、ジェナス王国。世界観が広がりましたね。

 今後、エルヒンが如何にして戦争に勝ち、領土を広げていくのか楽しみです。

 他にも、メデリアン・バルデスカという新たなヒロインがこの巻の見どころですね。

 ナルヤ王国所属であり、エルヒンの宿敵であるフラン・バルデスカの妹なので、関係性が複雑です。

 エルヒンの味方になるのか、それとも最後まで敵でいるのか、その点も今後の注目の一つでしょう。

 今のところエルヒンを好敵手と特別視していますが、恋しているのかといえば現状微妙ですね。

 しかし、今後エルヒンに恋をするきっかけにはなっています。

 個人的にメデリアンちゃんは可愛いと思ったので、エルヒンと殺し合いにならないことを祈るばかりですね。

 戦略ゲームや領地、国家経営が好きな方にお勧めの一冊となっているので、未読の方は是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていたV
  • 著者:わるいおとこ
  • イラスト:raken
  • 初版発行:2022年11月29日
  • 定価:759円(本体690円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:FB ファミ通文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • 俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた (ファミ通文庫)
  • 俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた(1) (ガンガンコミックスONLINE)

 


 

【著者:わるいおとこの別作品】

  • 俺の現実は恋愛ゲーム?? ~かと思ったら命がけのゲームだった~(1) (ガンガンコミックスUP!)

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