【レビュー】イジらないで、長瀞さん1【感想】

1.『あらすじ』

最恐の“Sデレ少女”、現る!!!
心がザワつく、ちょっと歪なラブコメディ♪
「後輩の女子に泣かされた……!!」ある日の放課後、たまに立ち寄る図書室で、スーパー“ドS”な後輩に目をつけられた! 先輩を、イジって、ナジって、、はしゃぐ彼女の名前は――『長瀞さん』! 憎たらしいけど愛おしい。苦しいのに傍にいたい。あなたの中の何かが目覚める、“Sデレ少女”の物語。丸ごと2話の描き下ろしを加えて、待望の単行本化!!

引用:講談社コミックプラス

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2.『レビュー』

 主人公のセンパイ(1巻では名称不明)は宿題を終わらせようと図書室にやってきた。

 しかし、そこには苦手なタイプの女子生徒が四人いることに気が付く。

 最初は関わらないだろうと思っていたが、カバンから自作の漫画がこぼれ落ちてしまう。

 それを運悪く女子生徒たちに読まれてしまった。

 漫画の内容を見て笑われてしまったが、それを平常心で乗り超えようとするも、いつの間にか女子生徒の三人はいなくなっており、何故か一人だけ残っていた。

 その女子生徒は「私1年だけど2年? じゃあセンパイですね」そう言って拾った漫画をその場で朗読し始める。

 更には漫画の一コマを再現し始め、センパイにも強要するが、センパイは恥ずかしさのあまり途中で漫画の再現を止めてしまう。

 それに追い打ちをかけるような後輩女子の怒涛の口撃により、最終的にセンパイは後輩女子に泣かされてしまった。

 最悪の出会いではあったが、それが後に長瀞ながとろと名乗る後輩との出会いである……というのが序盤の流れになります。

 ◆

 最初こそひどい出会いでしたが、その後はセンパイ君を気に入り長瀞ちゃんは頻繁にイジリ始めます。

 徐々に距離が近づいていき、ひどかった最初の出会いが上書きされていきました。

 長瀞ちゃんはイジル時にボディタッチなども多く、それがまんざらでもないセンパイ君。

 更にこうしたイジリはセンパイ君だけであり、他の男性生徒にすることはありません。

 自分だけを特別にイジリってくれる後輩女子というのは、好きな人にはたまらないですよね。

 また美術部のセンパイ君は、漫画の前半に長瀞ちゃんをモデルに絵を描きますが、その時は恥ずかしくて失敗してしまいます。

 しかし後半では上手く行き、居眠りをしている長瀞ちゃんをうまい具合に描きあげました。

 最初こそよそよそしかったセンパイ君も、最後の方では長瀞ちゃんにドキドキしっぱなしでいい感じです。

 長瀞ちゃんも、センパイ君といることが楽しくなり、イジリ方にもどこか優しを感じました。

 今後の展開でどれだけ二人の距離が近づくのか、とても楽しみです。

 後輩の女子にイジられる恋愛漫画などが好きな方にお勧めの一冊ですので、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:イジらないで、長瀞さん1
  • 著者:ナナシ
  • 初版発行:2018年03月09日
  • 定価:484円(本体440円)
  • 発行:講談社
  • レーベル:講談社コミックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。


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