1.『あらすじ』
最弱(スケルトン)から進化でめざす最強冒険者!
最高の神銀級冒険者を目指し早十年。おちこぼれ銅級冒険者のレントは、ソロで潜った《水月の迷宮》で《龍》と遭遇し、その圧倒的な力の前に為す術なく喰われ――そして、レントは“目覚めた”。なぜか最弱モンスター「スケルトン」の姿で……!?
レントは討伐を回避するため、魔物の『存在進化』――魔物を倒して経験を積み、上位の魔物へ進化することを目指す。存在進化して「グール」になれば、人間だと誤魔化せるかもしれない。死してもなお遙かなる神銀級を目指して、不死者レントの『冒険』がいま、始まりを告げる!引用:コミックガルド
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公レント・ファイナは、ヤーラン王国の辺境の地にある小さなな都市マルトにて冒険者をしていた。
いつの日か伝説の神銀級冒険者になることを夢見ているレント。
しかし十年経っても銅級下位の冒険者であり、一向に芽が出なかった。
そんなレントは、今日も水月の迷宮にて魔物を倒し素材を集めている。
いつもと変わらないルーティーン。
それがこのまま続くと思われていた――新たな通路をレントが発見するまでは。
既に探索され尽くした迷宮で、未発見の通路や部屋が見つかることは大発見である。
当然レントは、嬉々として奥へと進んでいく。
そして、それに運悪くも出会ってしまった。
通路の奥にいたのは、紛れもない龍である。
魔王に匹敵するそれを前に、動けなくなるレント。
あっけない最後だと自身で思いながら、そのまま龍に食べられてしまった。
これにて、レントの人生が一度終了する。
そして、次に目覚めてみればレントの体は骨だけの魔物、スケルトンになっていた。
このままでは、他の冒険者に討伐されてしまう。
更には、迷宮内にいる魔物にも狩られる可能性があった。
レントはそこで、魔物は魔力を吸収して存在進化することを思い出す。
スケルトンになってしまったレントは生き残るために他の魔物と戦って、存在進化を目指すのであった。
2-2.『感想』
十年経っても落ちこぼれ冒険者だった主人公のレントさん。
本来なら引退する者が多い中、レントさんは神銀級冒険者になることを諦めきれず、変わらない日々を送っていました。
しかしそんなある日、偶然見つけた通路の奥で龍に食べられてしまい、何故かスケルトンになってしまいます。
そうして、魔物になってしまったレントさんの成り上がりストーリーが始まりました。
ある意味魔物になってしまったことで、成長限界が大幅に向上したようですね。
進化すれば、どんどん強くなっていきます。
ですがレントさんが魔物であることには変わりなく、もしも他の冒険者に正体が知られてしまえば、討伐される可能性がありました。
なので正体を隠す必要があるのですが、誰かの助けが無ければ厳しいのも事実です。
そこでレントさんは偶然助けたリナちゃんにローブなどを調達してもらい、加えて迷宮から出て街に入る手伝いをしてもらいました。
ちなみに、その後すぐにレントさんはリナちゃんから離れてしまいます。
どうやら迷惑をかけたくないことに加えて、純粋なリナちゃんでは正体を隠すのが難しいと考えたようですね。
そういう訳で街で正体を隠す協力者として、変わり者の友人である学者のロレーヌさんに事情を話すことにしました。
想像していた通り無事に受け入れてもらったレントさんですが、研究対象になることを条件にロレーヌさんの家で住むことになります。
若い美女であるロレーヌさんと同じ屋根の下ですね。
いずれ人に近い肉体を取り戻した時、恋愛関係に発展するのでしょうか?
とても気になりますね。
現状は前途多難ですが、レントさんが進化してどこまで強くなっていくのか、今後の展開が実に楽しみです。
龍に食べられてスケルトンになってしまった主人公が進化して強くなっていく物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:望まぬ不死の冒険者 1
- 著者:丘野優
- 漫画:中曽根ハイジ
- キャラクター原案:じゃいあん
- 初版発行:2018年5月25日
- 定価: 682円(税込)
- 発行:オーバーラップ
- レーベル:ガルドコミックス
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 望まぬ不死の冒険者 2 (ガルドコミックス)
- 望まぬ不死の冒険者 3 (ガルドコミックス)
- 望まぬ不死の冒険者 1 (オーバーラップノベルス)
【著者:丘野優の別作品】
- 悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替える。I
- 追放貴族は最強スキル《聖王》で辺境から成り上がる ~背教者に認定された俺だけどチートスキルでモフモフも聖女も仲間にしちゃいました~1 (アース・スターノベル)
- 蘇りの魔王 1 (オーバーラップノベルス)
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