1.『あらすじ』
人外×少女
両の手で祈る事をやめ、手を伸ばす事ができたフィロメラ。魔術書と混ざりあい、妄執の徒となったリズベス。母を殺す為の“呪い”(アダム)。混沌とする場に役者が揃い、女神モリガンが再び姿を現した時、ひとつの家族の物語に終止符が打たれる―― 独りで立てなくたっていい。僕らで、きっと強くなれる。引用:MAG Garden
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
魔術書と混ざり合ったリズベスを相手に必死に喰らいついていくチセたち。
女神モリガンも手を貸してくれていることで、何とか脱落者は出ていない。
ルツも戦闘に加わり、気を逸らさせて時間を稼ぐ。
だがそれでも魔術書と混ざり合ったリズベスは強敵であり、神霊といえども魔力を吸われてしまうため、うかつに近づくことができない。
次第に状況が悪くなっていき、窮地に陥っていく。
しかしそんなとき、フィロメラ自身がまだ魔術書の使用者として認められていることに気が付いた。
これを上手く利用すれば、もしかしたら魔術書を取り戻せる可能性がある。
チセたちは危険だと分かりつつも、魔術書を取り戻すために行動に出るのであった。
果たしてチセたちは魔術書を取り返して、リズベスを倒すことができるのであろうか。
また裏には何やら更なる黒幕がいるようであり、別の場所では新たな暗雲が立ち込めていた。
そしてチセは女神モリガンの力を借りたことにより、その対価も支払わなければいけない。
2-2.『感想』
この19巻で、サージェント家篇は終わりを迎えます。
魔術書と混ざり合ったフィロメラちゃんの祖母であるリズベスさん。
その触手のような太い枝に触れられてしまうと、問答無用で魔力を吸収されてしまいます。
加えて呪いなのか、触れた部分がカラカラのミイラのようになる悪辣さでした。
女神モリガンさんといえどもそれを無効にすることができず、まさにこの章最後の敵に相応しい強さと言えるでしょう。
しかし、そんな魔術書と混ざり合ったリズベスさん相手でも、勝利の糸口があるようです。
チセちゃんたちは慎重に慎重を重ね、リズベスさんに挑んでいきました。
ここは今巻一番の読みどころなので、どのような結果になったのかは是非読んで確かめてみてください。
そしてこの事件には他にも裏で暗躍していた者がいるようでして、それはとても意外な人物でした。
黒幕とは明言はされていませんが、あの人物がこの騒動の裏にいたとは……驚きです。
また次篇の布石なのか、とある人物が意外な人物に接触しました。
人物名出してしまうとある程度の予想できてしまうので、すみません。
ですが次篇はとても壮大であり、あの人物がチセちゃんとエリアスさんの敵に回る可能性が高く、読む前からハラハラしてしまいました。
早く次の20巻が読みたいです。
それはそうと、2023年の4月6日に魔法使いの嫁の第二期が放送されますね!
こちらも凄く楽しみです。
一期の内容も素晴らしかったのですが、個人的にオープニング曲とエンディング曲が最高であり、今でもよく聴いています。
二期のオープニング曲とエンディング曲も実に楽しみなので、アニメ二期の内容も含めて待ち遠しいですね。
サージェント家篇終幕! 魔術書と混ざり合ったリズベスさんに挑むチセちゃんたちに興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル:魔法使いの嫁 19
- 著者:ヤマザキコレ
- 初版発行:2023年3月10日
- 定価:693円(税込)
- 発行:マッグガーデン
- レーベル:ブレイドコミックス
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
- 特装版 魔法使いの嫁 19巻(高級ノートブック付) (ブレイドコミックス スペシャル)
- 魔法使いの嫁 1 (BLADEコミックス)
- 魔法使いの嫁 2(ブレイドコミックス)
- 魔法使いの嫁 3 (ブレイドコミックス)
- 魔法使いの嫁 詩篇.108 魔術師の青 1巻 (ブレイドコミックス)
- 魔法使いの嫁 詩篇.75 稲妻ジャックと妖精事件 1巻 (ブレイドコミックス)
【著者:ヤマザキコレの別作品】
- ゴーストアンドウィッチ 1巻 (ブレイドコミックス)
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