1.『あらすじ』
「……私だけドキドキしてずるいです。ばか」
社会人三年目のサラリーマン・天江雄也は、日々の忙しさに追われてすっかりくたびれていた。そんな折、雄也はかつて近所に住んでいた八歳年下の女の子・白鳥葵と七年ぶりに再会する。すっかり家事万能な美少女ＪＫへと成長していた彼女は言った。
「雄也君……私と、結婚を前提に同棲してくれませんか？」
初恋の人である雄也との同棲を強く希望する葵。戸惑う雄也はひとまずは保護者という立ち位置で同居することを了承するが――葵からの積極的なアプローチに内心は動揺しまくりで!?
引用：Hobby JAPAN
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
主人公である天江雄也は、社会人三年目にしてすっかりくたびれたサラリーマンになってしまった。
日々仕事に追われながらも帰宅したある日、母親から連絡がかかってくる。
聞けば実家の近所に住んでいた八歳年下の女の子、葵を覚えているかとのこと。
もちろん覚えていた雄也は、母親に覚えていると答えた。
すると葵は現在高校二年生になっており、雄也が暮らしているマンションから学校が近いという。
加えて一週間後、葵が雄也に会いに来ることが伝えられる。
突然の出来事に驚く雄也であったが、この時は若干違和感を覚えつつも内容を受け入れた。
そして約束の日、雄也のマンションに葵がやってくる。
更に母親の白鳥涼子まで同伴していた。
そのことに戸惑いつつも部屋に招き入れた雄也は、少しして葵から驚愕の言葉を聞くことになる。
『私と、結婚を前提に同棲してくれませんか？』
葵の発した言葉に、当初理解が追いつかなかった雄也。
どうやら、七年前に葵が引っ越す際にした約束を守りに来たらしい。
その気になる約束の内容は、大人になってもまだ雄也のことが好きなら結婚しようというものだった。
また葵の母親である涼子は自身が転勤によりオーストラリアに行ってしまうので、葵をこの際雄也に任せたいと思ったらしい。
それを聞いても最初は難色を示した雄也であるが、最終的に恋人ではなく保護者として預かるということになった。
この出来事を切っ掛けに、雄也と葵の同棲生活がスタートする。
果たして二人の関係は、今後どのような展開を向けるのであろうか。
2-2.『感想』
この小説はくたびれたサラリーマンの元に、過去に結婚を約束した女子高生がやって来て同棲を始めるストーリーになっています。
主人公の雄也さんはまだ二十四歳ですが、社会人生活を続ける中でくたびれてしまったようですね。
当然家事は疎かになり、食事は弁当や外食が中心の様です。
掃除もあまりできておらず、ワイシャツはシワだらけでネクタイも曲がっていました。
そんなくたびれたサラリーマンである雄也さんの元に、女子高生の葵ちゃんがやってきます。
大きくなっても好きだったら結婚するという約束を叶えるために、こうしてやってきたようですね。
母親も葵ちゃんを応援しているらしく、乗り気でした。
ちなみに母親はオーストラリアに転勤が決まっており、父親は既にいません。
また頼れる親戚にも伝手がないとのことで、ある意味渡りに船だったのでしょうね。
結果として二人の同棲が始まり、雄也さんの生活も改善されていきます。
葵ちゃんはこの日のために花嫁修業をしてきたようでして、家事全般は完璧でした。
こんな可愛らしく完璧な女子高生にお世話されるとは、雄也さんがうらやましい限りですね。
最初から好感度も高いので、二人のイチャイチャ感も最高です。
一応今作には他に美女や美少女は出てきますが、片方は完全に二人のサポートに回ってくれており、もう片方には既に彼氏がいるようですね。
なので今のところ、二人の関係に割り込む人物はいません。
そういう訳で作中ではお風呂で背中を流してもらったり、同じ布団で眠ることもありました。
他にも病気の看病や温泉旅行など、イベントが盛りだくさんです。
誰からも邪魔をされず、むしろ助けられているようでした。
であるならば当然、この巻で二人の関係は一気に進みます。
次巻以降は、更にイチャイチャ度が増していくこと間違いなしですね。
くたびれたサラリーマンの元に結婚を約束していた女子高生がやってきて同棲する物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル：くたびれサラリーマンな俺、7年ぶりに再会した美少女JKと同棲を始める 1
- 著者：上村夏樹
- イラスト：Parum
- 発売日： 2023年2月1日
- 定価：715円（税込）
- 発行：ホビージャパン
- レーベル：HJ文庫
よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。
4.『関連書籍』
【著者：上村夏樹の別作品】
- 毒舌少女はあまのじゃく 1 ~壁越しなら素直に好きって言えるもん! (HJ文庫)
- 毒舌少女はあまのじゃく 2~壁越しなら素直に好きって言えるもん! ~ (HJ文庫)
- 毒舌少女はあまのじゃく 3 ~壁越しなら素直に好きって言えるもん! (HJ文庫)
- 毒舌少女はあまのじゃく 1 (HJコミックス)
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