【レビュー】コボルト無双、モフモフな最弱噛ませ犬だけど世界最強を目指す!【感想】

1.『あらすじ』

コボルト無双、モフモフな最弱噛ませ犬Aだけど世界最強を目指す!
よく訓練されたモフモフ毛玉たち、強い!!!
なんでこのコボルト、やけにムキムキなの!?
by 魔道士

傭兵がコボルトに転生し、最弱魔物を鍛え上げる
モフモフファンタジー開幕!

小説家になろう発の人気作!
もふもふのコボルト(犬。とても弱い魔物)
に転生してしまった元傭兵が、戦場で培った
技術をもとに最強を目指す成り上がり
わんわんストーリー!

引用:宝島CHANNEL

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 傭兵部隊の隊長である主人公は、救援要請のあった町にやってきた。

 しかしそこには敵兵が待ち受けており、一点突破を目指すも無念の果てにその命を落としてしまう。

 そして目が覚めればモフモフな存在に囲まれており、甘噛みされたりペロペロ舐め回された。

 当然困惑してしまう主人公であるが、次第に自分がどのような状況におちいっているのか気が付く。

 そう、周囲にいるのはコボルトの幼体であり、自分自身も同様の姿をしていた。

 つまり、主人公はコボルトに転生してたわけである。

 そうしてコボルトに転生した主人公は、自身や弟妹を鍛え始めるが、弟の一人がすぐに飽きて止めてしまった。

 主人公は仕方ないと判断して強制はしなかったが、それが裏目に出てしまう。

 ある日巨大な熊の魔物が現れて、コボルトの幼体に襲い掛かったのだ。

 普段訓練をしていた主人公と妹は木の上に逃げることができたが、それを怠っていた弟や他の幼体が餌食になってしまう。

 結果として弟と仲間を失った主人公は後悔して、次はそうならないために仲間たちを強制してでも鍛えることにした。

 そして日々が過ぎていき、気が付けば筋骨隆々にまで鍛えられたコボルトたちは、主人公と共に冒険者から身包みを剥ぐと、それを身につけていく。

 また装備した武器から名前を付けることにした主人公は、弓を手に取ったこともあり自身の名をアーチャーとした。

 こうして通常の弱いコボルトたちから隔絶かくぜつしたアーチャーたちは、強い魔物を倒して進化をしていく。

 加えて前世のこともあり人間や猫人族とも関係を深め、群れの文明を発展させていくきっかけを手に入れるのであった。

2-2.『感想』

 この小説は、コボルトに転生してしまった元傭兵である主人公が、群れのリーダーとして自身と仲間たちを強くしていく物語になっています。

 転生前はシビアな世界観の傭兵でして、敵兵からの待ち伏せにより無念の最後となってしまいました。

 しかし転生後はそれから一変して、モフモフなコボルトたちに囲まれます。

 もちろん、コボルトになっても弟を亡くすなどの悲しい場面はあるのですが、転生してからはゆとりや癒しがありますね。

 それと読んでいて思ったのですが、仔コボルトが本当に可愛いです。

 ついモフりたくなりますね。

 しかし成長すると二足歩行のコボルトになるので、子犬のような見た目は期間限定です。(笑)

 ですが主人公アーチャーさんの妹であるダガーちゃんであれば、十分に可愛いのでモフりたいと思いました。

 進化して狐の要素を取り入れたコボルトとかある意味最強ですね。

 尻尾がモフモフで素晴らしいとのことです。

 それはそうとアーチャーさんは元人間ということもあり、今のところコボルトには発情はしません。

 なのでヒロインはコボルトではなく、人間で新米魔導士のミュリエルちゃんや、猫人族のリズちゃんのようですね。

 今後どのようにアーチャーさんと関係を築いていくのか、とても気になるところです。

 コボルトに転生して群れを強くしていく物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:コボルト無双、モフモフな最弱噛ませ犬だけど世界最強を目指す!
  • 著者:shiba
  • イラスト:カット
  • 初版発行:2019年3月25日
  • 定価:1,320円(税込)
  • 発行:宝島社

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。


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