【レビュー】女怪人さんは通い妻【感想】

1.『あらすじ』

悪の組織「アステロゾーア」を壊滅させた正義の企業「リクトー」。白羽修佑は、その「怪人対策部」で働く社畜であった。
そして、修佑の自宅のお隣には悪の組織の女怪人にして幹部だったナディブラが住んでいて——…!?
「おかえりなさぁい、シュウさん!」と甘い声がする。修佑を新妻さながらに出迎えたナディブラは、バイザーのような物で覆われた顔を照れさせながら文字通りの一心同体になる「同化」を提案してくる!
 さらに修佑には、妖狐の女怪人であるミズクや、恨みを募らせるアステロゾーアの女怪人etc…、色んな怪人さんが寄ってきて!?
 お隣に住む女怪人さんと社畜が繰り広げる異形のラブコメがここに開幕!!

引用:集英社

※Googleアドセンスに何故かアダルトなコンテンツと判断されてしまったため、サムネイル画像の一部分を黒塗りに致しました。ご理解のほどよろしくお願い致します。

※この作品全年齢作品です。

 

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 ある日、日本に現れた悪の組織アステロゾーア。

 日本は悪の組織の怪人に為すすべなくやられてしまう……ということにはならかった。

 今や国民的ヒーローとなっているヒートフレアの手によって、悪の組織アステロゾーアは壊滅する。

 そして悪の組織のリーダと、一部の幹部や怪人が行方不明となった。

 物語であれば、これでめでたしめでたしである。

 しかし、これは現実だった。

 残された怪人をどうするか、政府は大変悩んだ。

 全て処分するという過激な意見もあったが、結果として、怪人は人間に擬態して生活を送ることになる。

 そんな怪人たちを社会に送り出す仕事を、主人公白羽修佑しらはしゅうすけはしていた。

 残業は当たり前であり、薄給のブラックな職場だ。

 いつもくたびれながら、終電間近の時間にアパートへと帰宅する修佑。

 「今日もお疲れ様です♪ お風呂がわいてますよ? あ、先にご飯にしますか? あとぉ……それともぉ……同化、とか?」

 そう言って修佑の自宅から現れたのは、元悪の組織アステロゾーアの女幹部であり、同時に怪人でもあるナディブラだった。

 修佑の自宅のカギをこっそり開錠して、通い妻のように家事をこなしていたのである。

 惚れられているのは間違いないが、修佑は一歩引いた構えを取っていた。

 なぜならば、ナディブラの同化というのは文字通りの同化であるからだ。

 同化したが最後修佑の自我は失われ、チョウチンアンコウのオスのように、メスの体の一部となってしまう。

 ブラックな職場の環境で精神をすり減らしている修佑は、献身的なナディブラの誘惑から果たして耐えることができるのだろうか。 

2-2.『感想』

 悪の組織の怪人女幹部。

 刺さる人には刺さりますね。

 ナディブラさん。なんと言いますか、人外なのにとても雰囲気がえっちぃです。

 性癖が歪まされますね。

 もし私が精神をすり減らしている時、ナディブラさんのような人が現れれば、同化を拒否できる自信がありません。

 そう考えると、修佑さんの精神力はすごいですね。

 それはそうと怪人は人間ではないので、当然価値観が違います。

 ですが処分されるよりはましだと、人間に擬態して社会で働いているわけですね。

 ナディブラさんも、普通に人間社会で働いています。

 ちなみに、修佑さんよりも高収入のエリートだったりします。

 更に他の女怪人さんもいまして、何かと気に入られている修佑さん。

 しかし、何やら修佑さんを排除しようとしている存在もいるようで……?

 今後の展開も目が離せませんね。

 通い妻となった悪の組織の女怪人に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:女怪人さんは通い妻
  • 著者:折口良乃
  • イラスト:Zトン
  • 初版発行:2022年12月23日
  • 定価:748円(税込)
  • 発行:集英社
  • レーベル:ダッシュエックス文庫

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

 

【著者:折口良乃の別作品】

  • モンスター娘のお医者さん 1 (ダッシュエックス文庫)
  • モンスター娘のお医者さん0 1 (ヤングジャンプコミックス)
  • モンスター娘ハンター ~すべてのモン娘はぼくの嫁!~ (電撃文庫)
  • シスターサキュバスは懺悔しない (電撃文庫)

 


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