【レビュー】ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活 1【感想】

1.『あらすじ』

私、地味に生きたいだけなのに――!
SF大好きな理論派女子高生が、ある日突然異世界に転移!? 「一度買ったことがあるものならいつでも取り出せる能力」という地味なチートで平穏に生きるほのぼのJKスローライフ!

引用:KADOKAWA

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 主人公佐藤美咲さとうみさき16歳。彼女は剣と魔法のファンタジー世界を一切知らない文学少女だ。

 そんな美咲はある日、唐突にも異世界に転移してしまう。

 最初は夢かと思っていたが、次第に現実だと理解していく。

 魔物も存在しており、か弱い女子高生では生きて行くのは普通は難しいのだが、美咲にはある特殊な力が備わっていた。

 それは、以前地球で購入したことがある物であれば、念じることで生み出すことができるというものだ。

 美咲はその力を使い、異世界の街で地球産の物を売って生活費を稼いだ。

 地球では安いタオルも、中世レベルの異世界では最高級品だった。

 他にも、美咲は魔素というものを操ることに長けており、困っていたエルフの少女フェルを助け、魔道具の補充を手伝う。

 また町に魔物の群れがやってきたときには、フェルと協力して一躍時の人になった。

 そうしてこの異世界で生活の基盤を作っていく美咲。

 果たして美咲は、元の世界に帰ることができる日はやってくるのだろうか。

2-2.『感想』

 この物語は、異世界ファンタジーをまったく知らない文学少女が異世界に転移してしまうストーリーとなっています。

 異世界転移ものでは、主人公がラノベの知識があって異世界に順応していくというのはよく聞きますよね。

 ですが主人公の美咲ちゃんは、ラノベを読まないので当然異世界ファンタジーの知識がありません。

 なので、美咲ちゃんは手探り状態で異世界を生きて行きます。

 またどうやら以前地球で購入したことがある物であれば、その場で作り出す能力があるようでした。

 道具や食べ物を生み出せるので、これで異世界での不便を解消できます。

 地球産の物を召喚する能力は、異世界転生するなら是非欲しいですよね。

 それと美咲ちゃんは普通の女子高生なので、魔物と戦うことができません。

 魔素というものを扱うのは上手いようですが、美咲ちゃん自身が魔法で敵を倒すというのはこの巻で行われませんでした。

 今後美咲ちゃんが魔法を使って敵を倒していく姿を見てみたいですね。

 いちおう、エルフのフェルちゃんと協力して、補助的な役割で魔物を倒すのを手伝うことはやっていました。

 美咲ちゃんとフェルちゃんのコンビはとても良いですね。

 それと、この巻の最後の方でリバーシが出てくるのですが、もしかしたら美咲ちゃん以外にも転移者がいるのでしょうか?

 もしいるとして、果たして敵か味方か……。

 とても気になりますね。

 ファンタジーを知らない文学女子高生が異世界に転移して冒険をしていく物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活 1
  • 原作:コウ
  • 漫画:游紗吹香
  • キャラクター原案:shimano
  • 初版発行:2020年05月23日
  • 定価:693円(本体630円+税)
  • 発行:KADOKAWA
  • レーベル:MFC

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活 2 (MFC)
  • ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活 3 (MFC)
  • ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活1 (モーニングスターブックス)

 


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