【レビュー】ダンジョンでただひたすらレベルを上げ続ける少年【感想】

1.『あらすじ』

地球にダンジョンとレベルシステムが出現して三年。そんな中、レベルランキングでトップに君臨し続けるひとりの少年がいた。死んだ魚のような目でゲームをしていた彼が見つけた唯一の生きがい、それはただひたすら敵を倒すこと。これは最強で、ちょっと変わった? 主人公の少年が更に成長してますます強くなっていく爽快な物語である!

引用:PASH! BOOKS

※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。

2-1.『レビュー』

 主人公の琥珀川瑠璃こはくがわるりは、地球にダンジョンとレベルシステムができてから三年もの間、ダンジョンにこもり続けている。

 その甲斐もあって、レベルの世界ランキングを常に独走していた。

 実際に瑠璃はランキング一位でレベルは10003であり、二位はレベル598とバグだと疑うレベルである。

 このランキングは誰でも見れるようで、瑠璃がダンジョン発生から籠り続けていることもあり、人々は瑠璃の存在自体を疑っていた。

 そんなことをつよほども知らない瑠璃は、ダンジョンを攻略し続けて最下層に辿り着く。

 そしてレベルの高さも相まって、簡単にクリアーしてしまった。

 これでダンジョンも終了かと思われたが、世界にアナウンスされる形でセカンドステージの出現が知らされる。

 当然瑠璃はセカンドステージに挑戦すると、一階層で経験値の良い金色のスライムがいたことで、数年間そこでレベルを上げ続けた。

 その後下層へと向かうが、途中で罠に引っかかってしまい、脱出不能な場所に閉じ込められてしまう。

 周囲にいるのは凶悪な敵ばかりであり、倒しても一時間で無限に復活するものだった。

 瑠璃はその場所に長く閉じ込められるが、ある時白髪の少女がこの場所へと迷い込んでくる。

 少女は鳳蝶月あげはちょうるなと名乗った。

 この出会いをきっかけに、一人ダンジョンでレベルを上げ続ける少年は、孤独ではなくなる。

 そしてこの脱出不可能な空間から果たして、二人は抜け出せるのであろうか。

2-2.『感想』

 この小説はダンジョンでひたすらレベルを上げ続ける少年が、少女と出会い共にダンジョンを攻略していくストーリーになります。

 加えて、終始レベルを上げることをメインに話が進んでいきまして、その部分は決してブレません。

 始まった時点で10003という桁違いのレベルですが、それが霞むくらいどんどんレベルが上がっていきます。

 主人公の瑠璃君はレベルを上げることが趣味であり、生きがいのようですね。

 なので、戦い続けることに苦痛とかは特にありません。

 またスキルやレベルがあるこうした物語には珍しく、瑠璃君は殴る蹴るだけで戦います。

 よくある凄いスキルで無双とかは無く、ステータスの値から算出される純粋な身体能力だけですね。

 それでレベルの上昇も止まらず、小難しいスキルの応酬などもないのである意味爽快です。

 瑠璃君はランキングを独走していても妥協することが無く、ひたすら突き進みます。

 ですが、そんな時にヒロインのルナちゃんと出会いました。

 最初は邪険に扱っていましたが、少しずつ関係が近づいていきます。

 孤独にただレベルを上げるだけだった瑠璃君ですが、月ちゃんと出会ってからは人間味が出てきました。

 四次元に到達が云々うんぬんが瑠璃君の口癖であり、月ちゃんとの会話で度々耳にします。

 少し電波系ですが、その瑠璃君と月ちゃんの会話は読んでいて楽しく、それが徐々に恋愛関係に発展していく様子はニヤニヤさせていただきました。

 またダンジョンを作った存在や、絶対神など謎多き者たちが残されているので、今後の巻でどのような展開が繰り広げられるのか、とても気になりますね。

 ダンジョンでひたすらレベルを上げ続ける少年の物語に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。

3.『今回のレビュー書籍』

書籍情報
  • タイトル:ダンジョンでただひたすらレベルを上げ続ける少年
  • 著者:yohei
  • イラスト:ねいび
  • 初版発行:2021年02月05日
  • 定価:1200円 +税
  • 発行:主婦と生活社
  • レーベル:PASH! ブックス

 よろしければ以下のサイトより購入していただけると幸いです。

4.『関連書籍』

 

  • ダンジョンでただひたすらレベルを上げ続ける少年 2 (PASH! ブックス)
  • ダンジョンでただひたすらレベルを上げ続ける少年 3 (PASH! ブックス)

 


レビューに戻る▶

ブックマーク
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA